こうして毎日のように投手成績を見ていると、投手にとって一番重要なのはコントロールだと痛感する。四球から崩れる投手は実に多いのだ。シーズン終盤に差し掛かろうとしているが、四球の記録を見てみる。NPB
四球の記録としてはBB9がある。投手が9回完投するとして(このこと自身かなり非現実的になりつつあるが)、何個の四球を出すかという記録。昨日時点で、規定投球回数に達している投手のランキング。セリーグから。

BB9-CL


昨年もそうだったが、吉見は抜群である。1試合に1個しか四球を出さない。この投手の前では、打者は粘ってもあまり意味がないということになる。同僚の山内壮馬がこれに次ぐ。

毎年上位に顔を出す石川はやや意外な成績。とはいえ2個は悪くない。

どちらかと言えば、左投手はややコントロールが悪いとされるが、内海は優秀だ。
こうしてみると、外国人投手はコントロールが悪い。

パリーグ

BB9-PL




パリーグは規定投球回数に達した投手が15人しかいない。ダルビッシュが抜け、和田、杉内、ホールトンが抜けた穴は、一人の投手では埋めきれなかったということか。オリックスは先発投手陣が崩壊しているのだ。
コントロールで定評がある成瀬よりも田中将大の方が上。今年は好不調の波もあり、故障もあった田中だが、クオリティは高い。

ソフトバンクは、3投手のアナを埋めきれていないことが解る。山田は早くから期待されていたが、コントロールという課題を克服できていない。

規定投球回数に達していないが、斎藤佑樹のBB9は4.03。課題ははっきりしているのだ。

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