先発投手が6回以上を投げて自責点3以下で押さえるQSのランキング。最後にパリーグを見ていこう。
規定投球回数内の投手に限ったので、漏れている投手がある可能性がある。QS%は先発登板数に占めるQSの比率。W/QSは、勝利数とQSの比率だ。

QS-PL-20120825




成瀬は19QS。しかし支援が乏しいため11勝にとどまっている。摂津、大隣のソフトバンク勢は二人で40回先発し36QS。大隣がQSに達しなかったのは1度だけ。この二人は確実に計算できる投手だ。

楽天の田中将大は15先発で13QS。決して低くない数字だが、昨年の抜群の数字を知る人にとっては全く物足りない。6勝は打線の援護も少ないことを表している。

反対にダルビッシュが抜けた後の日本ハムのエースに躍り出た吉川光夫は同じ13QSで11勝。運も味方につけている。とはいえ、昨日の完投は見事だった。左腕であのコントロールでは打者は打てない。

オリックスは、こうして見ると先発投手陣が崩壊していることが分かる。

QSは投高のNPBではそれほど意味のある数字ではないといわれるが、それでもすべてQSという先発投手はいない。一定の意味はあると思う。

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