打点=RBIというSTATSはほとんど等閑視されている感がある。運に左右される部分が多いし、公平でもない。しかし、打点こそが打者の最高の栄誉ともされてきた。打点で何かを語ることはできないか。
V9時代の巨人は、ONという圧倒的な攻撃力と、投手力、そして優れたディフェンスで偉業を成し遂げた。しかし、不世出の二人の打者がいなければ、恐らく成し得なかっただろう。この二人の打点が、チーム総打点に占める割合を見てみた。

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野球は9人の打者が打つから、1人が総打点に占める割合は11%、2人で22%だから、二人はそれを大きく上回っている。平均すれば37.5%。これくらいの主軸ピークがあって、強力な打線が組めたということだ。
昨日時点での、各球団の打点1,2位。

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37.5%を目安にするとすれば、ONに近い主軸打者を持っているのはDeNAとオリックス、つまり両リーグの最下位球団だけである。統一球時代に入って、主軸で走者をかえすという野球は大きく様変わりしたようだ。
今では、上位下位問わず、バランスのとれた打線で、チャンスに対し柔軟にものにすることが求められているのだろう。強力な主軸がいることが勝負の決め手にはなっていない。
しかしながら、広島、楽天のように25%以下というのは、打線に山が全くないということになる。全くフラットな打線というのは、これはこれで弱点ではあろう。

※これ面白いと思ったんだけれど、やや消化不良。近々出直します。

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