すでにホールトン、杉内というソフトバンクの一線級の先発投手を獲得。来季の戦力大幅アップは間違いがない。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。



常々思うのだが、原監督は投手の評価が厳しすぎる。特に勝敗にかかわる部分で厳しい。今季でいえば東野峻。彼は7月13日に先発を外されてクローザーにされた。その前の登板で連敗し、ふがいなかったということだが、直前5試合で30回を投げて自責点11、ERA3.3はひどいというほどではない。気合を入れるつもりかもしれないが、疑問が残る。17日後に先発に戻された東野は直後に3連勝したものの、大して成績を上げることなくシーズンを終えた。
来季、ソフトバンクの大物が加入すれば、東野や西村、金刃などの生え抜き先発候補はますます影が薄くなるだろう。モチベーションが維持できるのだろうか。
ソフトバンクがあれほど強いのは、先発陣がしっかりしているからだけではなく、中継ぎ、救援陣が完璧だからだ。中日もそうだが、クローザーとセットアッパーに傑出した投手がいることが、先発陣の整備以上に重要だ。
巨人は伝統的にクローザーを育てることが下手だ。東野の例を見ても、首脳陣はいまだに「先発で通用しなかった投手を抑えに回す」と考えているような気がする。
今季は山口、久保、前述の東野を使った。セーブは上がっているが、決定的な守護神とはならなかった。来季もしっかりした方針があるように見えない。また、最近はそれ以上にセットアッパーが重要だが、ここにも決定的な存在がいない。久保は素晴らしい活躍だったが、後半、クローザーにまわされた(オフに手術を受けている)。
アルバラデホは、体型からして首脳陣の信頼を得にくい選手だったが、中継ぎ陣のことを考えれば残しておくべきだったと思う。
先発陣だけで見れば、来季の本命は巨人だが、救援投手の役割分担が明確にならないと、肝心のところで息切れがする可能性があると思う。
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常々思うのだが、原監督は投手の評価が厳しすぎる。特に勝敗にかかわる部分で厳しい。今季でいえば東野峻。彼は7月13日に先発を外されてクローザーにされた。その前の登板で連敗し、ふがいなかったということだが、直前5試合で30回を投げて自責点11、ERA3.3はひどいというほどではない。気合を入れるつもりかもしれないが、疑問が残る。17日後に先発に戻された東野は直後に3連勝したものの、大して成績を上げることなくシーズンを終えた。
来季、ソフトバンクの大物が加入すれば、東野や西村、金刃などの生え抜き先発候補はますます影が薄くなるだろう。モチベーションが維持できるのだろうか。
ソフトバンクがあれほど強いのは、先発陣がしっかりしているからだけではなく、中継ぎ、救援陣が完璧だからだ。中日もそうだが、クローザーとセットアッパーに傑出した投手がいることが、先発陣の整備以上に重要だ。
巨人は伝統的にクローザーを育てることが下手だ。東野の例を見ても、首脳陣はいまだに「先発で通用しなかった投手を抑えに回す」と考えているような気がする。
今季は山口、久保、前述の東野を使った。セーブは上がっているが、決定的な守護神とはならなかった。来季もしっかりした方針があるように見えない。また、最近はそれ以上にセットアッパーが重要だが、ここにも決定的な存在がいない。久保は素晴らしい活躍だったが、後半、クローザーにまわされた(オフに手術を受けている)。
アルバラデホは、体型からして首脳陣の信頼を得にくい選手だったが、中継ぎ陣のことを考えれば残しておくべきだったと思う。
先発陣だけで見れば、来季の本命は巨人だが、救援投手の役割分担が明確にならないと、肝心のところで息切れがする可能性があると思う。
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コメント
コメント一覧
カウントを良くしておきながら、そこからボール球を連発してみたり、ピンチで打者との勝負を怖がるような素振りがあったりしたので、そういったところからの監督の怒りなのかな、と。
クローザーに関しては、仰る通りですね。
槇原、桑田、高橋尚、上原……えらいメンツですね、あらためて見ると(苦笑
もちろん、かつてのライオンズの豊田のように成功する例もあるんですけどね。
豊田,小林雅,藤井,朝井にMICHEAL.横浜との違いは,そこに頼らなくても良いところでしょう.
ホールトン・杉内の加入もですが,終盤ゴンザレスが復活したのが大きいですね.
セットアッパーは山口や越智,西村と実績のある生え抜きがいるのですが,確かに軽視されている感はあります.
それも伝統ということで許されるだけの層の厚さがあるのが,何とも恐ろしいところですね.
巨人と横浜は深く考えていない、という点で通ずるところがあるかもしれません。
ドラゴンズ、スワローズ、タイガースに劣っているのはここだけではないでしょうか。
今年は、広尾様の仰るとおり「救援投手の役割分担が明確でなかった」ことを実感しました。
単にクローザーが後半まで固定できなかったことだけでなく、セットアッパーもどういう順番で出てくるのか明確でありませんでした。
連覇していた2008、2009年はクルーン、越智、山口の3人が自分の役割を果たすことができていたのですが。
>denebora様
豊田とMichealは、それぞれの球団でクローザーを務めていた年に獲得していますので、決して昔の名前とは言えないと思いますが。
西村は、今年は前半戦はロング的なリリーフ、後半戦はローテーションを担って1年間活躍しました。来年の戦力を考えるとおそらく同じような役割になるのはやむをえないかもしれません。
こういう選手はせめて年棒面で評価してあげてほしいです。
おっしゃるとおり,豊田・Michealとも獲得した時点では昔の名前ではないですね.
ただ,成績が落ち目の選手を取っている点が横浜と似ているな,と.
結果的に昔の名前で獲ってしまったような印象になっています.
豊田はそれなりに活躍しましたが,Michealは不思議なくらいダメでしたね.