今日は三振というSTATSについてこだわりたい。NPB75年の歴史で最も多く三振をしたのはだれか。1000三振以上の打者のランキング。現役選手はえんじ色。


清原和博は無冠の帝王と言われているが、三振では断トツの首位である。「ストライクアウト!」の宣告を気にせずぶんぶんバットを振り続けた結果だ。
ざっと見て気が付くのは、引退選手も含めて最近の選手が多いこと。
ベスト10に現役選手が山崎、谷繁、金本、中村と4人も入っている。4人のうち3人は40歳以上。30代の中村も来季のレギュラーはなさそうだから、清原の記録を抜きそうな選手は当面いない。それにしても、最近の選手はよく三振するのである。
ただし、この中で別格の存在がいる。15年前に引退した近鉄のラルフ・ブライアントだ。彼は安打よりもはるかに多くの三振をしている。東京ドームの天井のスピーカーに当てるホームランを打った怪力打者だが、その“振りっぷり”も群を抜いていた。
かつて、通算三振記録と言えば衣笠祥雄。アンタッチャブルだと言われていたが、ここ10年ほどでどんどん追い抜く選手が出てきたのだ(そういえば豊田泰光さんは、昔、1000三振しているのが少し自慢気だったが、今では下位に沈んでしまった)。
これは投手がキレのある変化球を多投するようになったこと、そして打者が三振を以前ほど恐れなくなったことが原因だろう。
三振というSTATSから、野球というスポーツの変質が見えてくるのだ。
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清原和博は無冠の帝王と言われているが、三振では断トツの首位である。「ストライクアウト!」の宣告を気にせずぶんぶんバットを振り続けた結果だ。
ざっと見て気が付くのは、引退選手も含めて最近の選手が多いこと。
ベスト10に現役選手が山崎、谷繁、金本、中村と4人も入っている。4人のうち3人は40歳以上。30代の中村も来季のレギュラーはなさそうだから、清原の記録を抜きそうな選手は当面いない。それにしても、最近の選手はよく三振するのである。
ただし、この中で別格の存在がいる。15年前に引退した近鉄のラルフ・ブライアントだ。彼は安打よりもはるかに多くの三振をしている。東京ドームの天井のスピーカーに当てるホームランを打った怪力打者だが、その“振りっぷり”も群を抜いていた。
かつて、通算三振記録と言えば衣笠祥雄。アンタッチャブルだと言われていたが、ここ10年ほどでどんどん追い抜く選手が出てきたのだ(そういえば豊田泰光さんは、昔、1000三振しているのが少し自慢気だったが、今では下位に沈んでしまった)。
これは投手がキレのある変化球を多投するようになったこと、そして打者が三振を以前ほど恐れなくなったことが原因だろう。
三振というSTATSから、野球というスポーツの変質が見えてくるのだ。
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コメント
コメント一覧
三振率(SO/AB)は.398でダントツの1位。
在籍期間のパリーグ平均三振率は.183ですから、2倍以上です。
表中の2位は調べていませんが、清原だとして三振率.250。
ここでもずば抜けています。
でもその反面、安打に占める本塁打の割合(HR/H)は33.3%で王、ジョーンズを凌いで歴代1位です(中村剛也に更新の期待がかかりますが)。
まさに「三振かホームランか」の体現者ですね。
あらためてミスターGの偉大さが解りました。
>
> あらためてミスターGの偉大さが解りました。
そうですね。MLBの同じランクにテッド・ウィリアムスがいないのと同様です。
秋山の記録を山崎と金本は抜いちゃいそうですね。
そうそう、中村紀洋が二人いますよ。
長嶋さんの三振が少ないのは、当てに行くのが上手だったのかもしれません。
清原は三振が平気だった分、ハーフスイングするときは絶対の自信がありましたね。ストライクのコールに激怒していました。
そういう話を後世に伝えるべきですね。
そういう面も含めて、再評価すべき時期かもしれません。
顔で稼いだ面もあるでしょうが、故障しなかったら2000に達していたかもしれない。
これは次の項にも関係のある話ですが、三振率が松井>金本、新庄なのについて同意出来ん!と思いましたが、多分BB/Kのイメージを引きずっていたのでしょう。
それにしても一流打者でBB>Kの人、立浪で最後なのでしょうか・・・
ちょっと地味ですが、近々取り上げます。
私は照明がないころの(照明の柱だけの)藤井寺によく行きました。土井正博は、若いころは粗っぽかったですが、ミートのうまい好打者になっていきました。