今日の時点で来季の球団が決まっていないFA状態のMLBプレイヤーは500人ほどいる。FA移籍が決まった選手が220人ほどだから、契約切れの選手の大部分が来季どこで野球をするか決まらないまま年を越すことになる。
この選手たちを年齢順に並べてみた。

FA-20111226






オマー・ビスケルは、守備で殿堂入りするのではないかと言われる名遊撃手だが、まだ現役での働き場所を求めている。昨年ボストン・レッドソックス=BOSでよたよたの状態で200勝を達成したティム・ウェークフィールド、これも殿堂入り確実と言われる名捕手イヴァン・ロドリゲスもFA。こういう選手は余得でプレー続行を考えているように思う。契約できなければ引退するのだろう。低年俸なら働き口はあろう。

少し前まで人気チームでバリバリ活躍していた選手もいる。今年春先に起用法を巡って首脳陣ともめたニューヨーク・ヤンキース=NYY生え抜きのホルヘ・ポサダ、BOSのキャプテンだったジェイソン・バリテックという2人の捕手、常勝フィラデルフィア・フィリーズ=PHIの左翼手だったラウル・イバニェス(イチローの元同僚だ)、イチローから首位打者を奪ったこともあるデトロイト・タイガース=DETのマグリオ・オルドニェス、BOS、NYYでリードオフマンとして鳴らしたジョニー・デーモンもFA。彼らは年俸が下がるのを覚悟でもう一働きしようとしている。

そして松井秀喜もこういう選手の一人。今年オークランド・アスレチックス=OAKの主軸を共に担ったジョシュ・ウィリンガムが3年2100万ドルという好条件でミネソタ・ツインズ=MINに移籍したため、松井がOAKに残留する可能性は高くなったといわれるが、現在の425万ドルという年俸は100~200万ドルに下がるといわれている。ベテランで下り坂の選手は、たとえ利用価値があるとしても、他チームのオファーがぎりぎりまで無いのが普通だ。松井は足元を見られている。

黒田博樹、川上憲伸というNPBでは同じ様な実績(黒田103勝、川上112勝)の2人の投手。しかしMLBでの評価は天と地ほど違う。黒田はダルビッシュを獲得できなかったNYYなど有力チームが獲得を目指している。年内に移籍球団が決まるかもしれない。川上はMLBでのオファーはないだろう。そういえばこの表にはないが、井川慶もFAだ。NPB復帰をする気はないと言われているが、彼もマイナー契約でなければ移籍先はないだろう。

福留孝介の立場も微妙だ。今年はイチローよりも価値が高いとの評価もあった。打率は低いが四球をたくさん選ぶし、守備も安定感がある。セイバーメトリクスの信奉者の評価は高い。しかし1450万ドルという年俸に見合う成績でもなかった。松井秀喜のように年俸を大きく下げて契約する可能性もあろう。

来年のこの表の上位にはイチローの名が並ぶかもしれない。来年の成績次第では、大きく年俸が下がる可能性もあろう。

年功によってある程度年俸が保障されるNPBとは異なり、MLBは厳しいのだ。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!