確か2年前にもこの話があった。「金本知憲の背番号6を永久欠番に」。南信男球団社長は、「何とも言えません」と明言を避けたが、検討していると言う。
阪神の歴代背番号6。成績は背番号6をつけていた期間だけ。

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何と言っても初代ミスター・タイガースというべき景浦將の存在が大きい。OPS0.808、RC27 6.92は今の基準に照らしても堂々たる成績だ。

富樫 淳は初代阪神球団社長富樫興一の息子。

田宮謙次郎は背番号6のときは投手だったが、打者に転向してからはリーグ屈指の強打者になった。のち毎日移籍。

真田重男(重蔵)は、1950年に39勝を挙げた大投手。晩年、阪神に移籍。のちに指導者になり明星高校で夏の甲子園を制した。

320勝の大投手、小山正明も一時期背番号6をつけている。

西出佐夫郎は関西大学で村山実の同期。中退して阪神に入ったが、1軍出場なしに終わった。

星山晋徳は一塁手だがレギュラーは獲得できず。

石田博三は外野手。引退後、長く球団フロントを務めた。

チコ・フェルナンデスはMLB通算40本塁打。遊撃手としても期待されたが期待を裏切った。

そして藤田平、阪神最多安打の記録を持っている。私の世代は背番号6といえばこの選手だ。続いて和田豊。



この背番号6は「藤田のあとを継げ」という気持ちが込められていたのだろう。和田は期待にこたえたと言えるのではないか。

そして、楽天のスカウトになったデリック・ホワイトのあとに、FA移籍した金本が背番号6をつけたのである。

確かに金本の成績も見事なものだ。本塁打は1位だし、2度の優勝にも貢献している。しかし、積み上げの数字である安打では途中入団の金本は1位ではない。藤田平、和田豊に次ぐ3位なのだ。
貢献度、人気などを加味すれば、金本は景浦、藤田と並ぶのではないか。(和田を含めても良いかもしれない)。

巨人に例を取れば、長嶋茂雄の「3」、王貞治の「1」は、前任者の千葉茂、南村侑広を大きく上回る成績を残したことによって永久欠番になった。千葉、南村ともに名選手だったが、後輩の長嶋、王が継ぐことに異論はなかったはずだ。

途中入団の選手が永久欠番になることに異論はないが、金本だけを永久欠番にする根拠は希薄だと思う。
仮に「6」を永久欠番にするとすれば、その栄誉は、景浦、藤田、金本の3人で分け合うべきではないか(和田を入れても良いかもしれない)。

昔からそうだが、阪神のフロントは、昔のことも、先のことも考えず、「その場しのぎの人気取り」をよくやる。過去の大選手や野球の歴史に敬意を表していない。軽薄な印象が常に付きまとう。このあたりが、巨人との大きな違いだ。

昨日は金本の業績について辛いことを言ったが、確かに偉大な選手だ。球がバットに当たった刹那、それをぐいっと押し戻すような力強いスイングが、ファンを楽しませた。

金本を永久欠番にするのは良いとは思うが、その際に過去の大選手にもぜひスポットを当ててもらいたい。

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