サイ・ヤング賞同様、NPBの澤村賞も予測しよう。STATSから10の部門をピックアップして、そのランキングポイントをつけてみた。セリーグ。

規定投球回数以上の投手について、勝利、敗北、防御率、DIPS、QS(6回以上投げて3自責点以下の試合数)、投球回数、1登板当たりの投球回数、奪三振、WHIP(1回あたりの安打、四死球による出塁数)、DIPS(四死球、三振、被本塁打だけで見た投手の実力値)のリーグランキングを出し、1位に10ポイント、2位に9ポイントという風に得点を与え、その集計をPTSとした。
で、100点満点でランキングした。
一般的な印象の通り、セで取るとすれば前田健太が2年ぶりに受賞する可能性が高い。10項目すべて3位以内。4月にはノーヒットノーランも記録し、大エースの風格だ。
故障のために投球回数は少ないが、杉内のクオリティも高い。DIPS2.33は、凄い記録だ。吉見もクオリティは高いが、投球回数が少なすぎる。
投票では内海にも票が集まると予想されるが、投球内容では前田にはかなり劣る。勝敗以外のすべてのSTATSで前田よりも下なのだ。
三浦大輔は先発登板すれば7回以上投げている。援護が少ないために勝ち星には恵まれないが、良い投球をしていると言えよう。
阪神の能見、メッセンジャーは援護の少ない中で健闘している。
巨人の優勝がほぼ確定する中、ご褒美で内海が取りそうな予感がするが、記録的にはセでは前田健太が有力だと思う。
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サイ・ヤング賞と沢村賞が決定的に違うのは、沢村賞には選考基準があることです。よって、リリーフ投手は選考の対象外です。また、基本的には両リーグで1人しか選ばれません(例外はありますが)。
選考基準は以下の通り。
登板試合数…25試合以上、完投試合数…10試合以上、勝利数…15勝以上、勝率…6割以上、投球回数…200イニング以上、奪三振…150個以上、防御率…2.50以下
セイバー系の数値はほとんど考慮されない可能性が高く、上記選考基準をいくつ満たしているかがカギになるでしょう。
ここ数年、スターターはパ・リーグ投手のほうが優勢でしたが、今季は今日現在、規定投球回数を満たしている投手がセ・リーグのほうが圧倒的に多く(セ・リーグ…22人、パ・リーグ…13人)、単純な可能性としてセ・リーグの投手のほうが可能性が高そうです。
うかっとしておりました。少し修正しました。
>阪神の能見、メッセンジャーは援護の少ない中で検討している。
の「検討」は「健闘」ですよね。
校正感謝。
マエケンは巨人戦は1試合しか登板しておらず、明らかに回避していますよ。
明らかに回避している、と論ずる根拠は何ですか。
私が見る限りほぼ中5日、6日で登板していますが。
それとは別の話ですが、
ローテーションを崩してまでエースを巨人(というか首位)にぶつけなくなったのはCS制度の弊害かもしれませんね。
これじゃペナント争いも随分味気ない。