昨年8人もいた二桁本塁打者が今年はゼロ。どこからでも攻撃できる打線は、頭からしっぽまで下位打線というレベルに落ち込んだ。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。

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西岡剛の離脱は大きかった。また昨シーズン後半の体たらくから見て、金泰均が昨年ほど働かないのも予想されたことだ。

それもあってチームは横浜からカスティーヨを獲得。また昨春にみずみずしい活躍を見せた荻野貴司を西岡の後釜に据えるなど、それなりに手当はした。

しかし、そういう努力が無駄に見えるほどチームの戦力は激減した。まず統一球の影響ももろにかぶり打線が沈黙。リーグ1位だったチーム打率は最下位に。主軸の井口も打点こそ稼いだが、大きく打率がダウン。荻野がまた負傷。昨年5番に定着した大松も絶不調。

それに加えて、チーム内紛が噂され、生え抜きのサブローが巨人へ。不協和音の挙句に瀬戸山社長が退団した。

思えば、昨シーズンができすぎだったようにも思う。チームワークで実力以上のものを出して勝ってきた球団が、その和を無くしたために落ち込んだともいえよう。よい選手が結構いるのだが、活躍の場が見いだせていないという感じだ。

なかで新人の伊志嶺が外野に定着したのは数少ない明るい話題だ。

来季はサブロー(大村三郎)が復帰する。荻野も復活するだろう。外国人は必須だろうが、それ以上に、2010年同様、選手を役どころにきっちりと固定することが求められよう。

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