黒田博樹はバランスが悪い。腕は振れているのだが、コントロールが今一つよくなかった。そしてワイルドカード争いで踏みとどまるオークランド・アスレチックス=OAKは、厳しい攻めで黒田を苦しめた。

シンカー主体の本来の投球で攻めようと黒田は考えていたようだ。しかし初回、先頭ドリューの三塁への深い当たりが内野安打になる。モスには二塁打を打たれるが、二死までいったものの、ここでスプリッターを暴投、1点を許す。
2回もまた先頭のドナルドソンに内野安打を許し、一死後にぺニントンにタイムリー二塁打。シンカーは走っていたが、スライダーの曲りが悪いうえにスプリッターのコマンドが悪い。
3回、4回は無難におさえるが、5回、安打、四球で出した走者を再び暴投で返してしまう。これはスライダー。4点の援護を無にする、痛恨の失点だ。
6回、1死からドナルドソンの当たりをヌニェスが送球エラー、ヌニェスは粗っぽい。2死とするがぺニントンにタイムリーを打たれたところで退いた。左翼イチローの返球はわずかにそれて生還を許した。102球。
黒田は最後の打者ぺニントンに150km/hを超すシンカーを連投していた。悔しかったのだろう。
エラー、内野安打がらみ。下位打線に付け入られた。コマンドが悪いうえに、慎重さに欠けた。黒田本来の投球ではなかったと言えよう。
イチローは5打数1安打、良い当たりのライナーも1本。この1安打が大きい。.283
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
コメント
コメント一覧
まあ、昨日のような試合を勝つと次の日の試合ってだいたい負けますけどね。そんな日に登板日がくるのもまた・・・。
決勝打になったイチローの肩が悔しい。ちょっと早めにワンバウンドになってしまいましたね。
逆に今の時点でちょっと明らかに飛ばしまくってるなという印象のダルビッシュが、果たしてもっとも大事な時期にピークをもっていけるのかという点と合わせて、おそらくポストシーズンで投げるであろうこの二人の、調子の波を注目したい。その点では、一番長い期間、淡々と一定の調子を維持しているのは岩隈かもしれませんね。途中参戦ということを割引くにしても、7月の頭からですから。後半戦のERA(60回以上)では、今日の時点でここんところ順位を落とした黒田(8位)の上をいく5位ですから。
岩隈は観てないですが、結果は毎回「いつも通り」。凄い安定感です。
ダルは調子自体はエンジェルス戦、マリナーズ戦ともに悪いみたいですが結果はでてる。
野球って難しいですね、ほんと。調子=結果じゃないんですから。
イチローも一安打でしたが調子は良さそうですね。なんにせよオリオールズが負けてくれて、首位を守れてよかった…。