小林宏は、優秀なクローザーとは言い難かった。彼が阪神に移籍したのは痛かったが、決定的なダメージではなかった。むしろ、中堅、若手の伸び悩みこそ問題だった。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。

Lotte-2011-Pitch





(この本は名著です)

長く千葉ロッテを引っ張ってきた渡辺俊介にやや陰りが見える中、今季は唐川がシーズンを通してローテを守った。成瀬とともに規定投球回数に入ったが、もう2枚はほしい先発投手が頼りなかった。

マーフィーは昨年後半から出ては打たれる傾向があったが、今季は5月から長期戦線離脱。7月に上がってきた上野も秋口には尻すぼみ。あとは大谷、小野、吉見らが中継ぎの合間に先発をする始末。これでは勝てない。チームのERAやWHIPは上がってはいるが、他チームほどではなく、相対的に下位となった。統一球をうまく使えなかった感が強い。

なかで、救援陣には見るべきものがあった。ドミニカ出身のカルロス・ロサが安定した成績。さらに伊藤も好調。薮田につなぐパターンができていた。

ロッテに必要なのは、先発の柱だろう。大谷、大嶺、新人の小林敦、さらに今季のドラ1藤岡貴裕らに期待をかけたいところだ。

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