9月11日に、2か月半ぶりに一軍登録された小笠原道大だったが、17日には再びファームに。優勝の瞬間をファーム選手として迎えることになった。

統一球元年の昨年、小笠原は5月5日に2000本安打を打ったが、5月14日足への死球によって退場、その影響もあってか数字が全く上がらず、不本意な成績のままでシーズンを終えた。
今期は七番一塁で開幕を迎えたが、4月は.197と不振。5月にファームに落ちる。6月16日に昇格するが、7月には再びファームに。8月16日にはイースタンリーグロッテ戦で右ひざに死球を受けて退場した。
9月に昇格したが、5試合スタメンに使われたものの18打数2安打に終わり、再びファームに降格したのだ。
ファームでの成績は、むろん一軍よりは少しましではあるが、往年の小笠原を考えると全く物足りない。
成績不振でもあり、この待遇は致し方がないとは思うが、小さな体で思いきりバットをふる、あの爽快な打撃はもう戻らないのだろうか。荒っぽそうに見えながら、実に質の高い打撃を残しただけに、突如の不振はいまだに信じられない。
左打者は突如打てなくなるケースがまま見られるが、あまりにも惜しい。
巨人との契約の問題はあろうが、どこのチームであっても、もう一花を期待したい。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
コメント
コメント一覧
あれだけブレの大きいフォームでは、体力や動体視力の衰えをカバーできないのではと考えています。
年齢を重ねればフォームも無駄な動きが無くなるのではないでしょうか。
例えば、落合にしてもロッテ→中日→巨人とフォームはシンプルになっています。
小笠原は飛ばないボールを飛ばそうとしておかしくなったのではないでしょうか。
変えるなら上半身か下半身か。
バットの形状も変えるとか。
ただ動体視力が原因なら…。
厳しいでしょうね。
通算打率3割を超える稀有な選手と思いますが、衰えを自覚し打法を変えないと、過去の栄光でバッテイングしても・・・・・と思います。
この人を見ていると、何となく、元阪神の掛布さんを思い出すんですよね。
共通点を言いますと、千葉出身、同じ三塁手(辿り着いた経緯は違いますが)、右投げ左打ち、小柄な体で主軸を張って数多の打撃タイトルを獲ったこと、そして全盛期から短期間での急速な衰え、です。
>小さな体で思いきりバットをふる、あの爽快な打撃
まさにそうだったからこそ、小笠原の現状があるのではないでしょうか。
掛布さん曰く、小柄な体で相当無理してきたが、怪我(しかも死球という点まで共通だ)をキッカケにしてカラダにガタがきたという旨の話をしていたと記憶しています。
小笠原も、全盛期はバットだけではなく、体全体を振り回すようなスイングで、強烈なパワーを産み出していたのですが、やはり昨季の怪我をキッカケにして、体のあちこちが痛んできたのではないかと思われます。
普通に考えれば、このまま契約切れで読売退団ということになるでしょう。今季年俸は4億3000万円。あるいは、屈辱的な減額に耐えたうえで残るのかもしれませんが……
左で突如打てなくなった打者として、すぐに思い浮かべるのが加藤英司と掛布雅之です。スタイルは違いますが、確かに共通する部分があります。
体力的にきつくなったとはいえ、これまでの巨人FA獲得選手と同様に「成績低下=退団」みたいな路線にはして欲しくないですね。原巨人の屋台骨を支えてもらっただけに、何とかしてアベレージヒッターへのモデルチェンジをはかってもらいたいところ。
もう少しスィングをソフトにして高橋由伸みたいに休み休みやれば十分戦力になるものと思っています。
ゴールドグラブさんがバットの形状変更を提案されていますが、これもひとつの対処法になります。以前振りすぎ対策には重いバットでゆっくり振ることがいいと教えてもらったことがあります。
統一球への変更を加味しても、2010年までの彼なら4月中に2000本安打を達成できたでしょう。
当時は「小笠原でも2000本安打の重圧はそれ程なのか」と深刻には捉えていませんでしたが・・・
昨季5/13(金)vs広島・8/23(火)vs阪神とも「少し上向いて来たか」という矢先の死球で不運でしたが、
今季は皮肉ながら打撃フォームを見直す時間はタップリあった訳で、
なおあのフルスイングを変えないという事は、それが彼の矜持なのかも知れません。
来季の契約は『何をもって誠意と成すか』ではないでしょうか。
昨季と今季の成績では推定4億3千万からの大幅減俸は避けられず、
60%減の約1億7千万でも「まだ高い」との声も出そうです。
しかも位置付けは一塁手の控えor左の代打要員なのが現実。
それならいっそ昨オフのラミレスのように自由契約とし、
未だやれると評価してくれる球団へ移籍し易くするのも1つの“誠意”かもという気がします。
皆さんの小笠原改造、今後のあり方についてのコメントを見るにつけ、やっぱりファンを惹きつける素晴らしいバッターですよね。当人がどんな選択をするにせよ、もう一度活躍を期待します。
スタイルは違えど小笠原以上の年齢かつ統一球で結果を出してる選手はいますから復活を期待したいですね。無理臭いですけど。
> なおあのフルスイングを変えないという事は、それが彼の矜持なのかも知れません。
何だか、胸がジンとするお言葉です。
ほんとうに、そうなのかもしれませんね。
野茂ですら生き残るために晩年はトルネードを捨てました。でも小笠原がフルスイングに殉じるというなら、それはそれで筋が通っていて、いいんじゃないかと思います。
と言って欲しい。
しかし丸二年で結果が出ないこの状況を本人はどう判断しているのか。
仮に『動体視力』なら…。
ただこれだとしたらバッティング練習で分かりそうですけどねぇ。
150km×100球打てば、本人そしてコーチ陣も何となく分かると思うんですけど…。
ベーブ・ルースも
「打者に一番大事なものは?」
と聞かれて
「目だよ」
と即答しています。
『動体視力』の衰えなのだとしたら、かなり厳しいでしょう。
しかし他の原因として本人が光を見い出すまでもがくなら、納得するまでやり切って欲しい。
その経験はきっと将来指導者として、手腕を振るう際には血肉となるはずだから…。
(将来はやはり一番似合う日ハムのユニを纏って、無精髭監督ですね)
昨年の2度のデッドボールは本人には痛手でしたが、それが衰えの理由ではないように思います。
もともと、動体視力とフルスイングで飛ばしていたイメージありますが、それ以上にボールを擦りあげてホームラン打つタイプだから、統一球ではかなり苦しくなるのは予想出来ていました。
なんとか、巨人でも他球団でもいいから、ファーストかサードの控えで巧打者路線であと数年はやってほしい。
今シーズン開幕当初不振に陥り、一軍登録を抹消されました。
その時はボールにバットが全く当たらなかったので仕方が無いと思いましたが、再登録された時はヒットにこそならなかったが、少なくとも空振りは減りました。さあ、これからこれから・・と本人もファンも思っていた矢先に原監督が我慢できずに2軍に落としました。9月に1軍に戻ってきてヒットが出ました。マルチヒットもありました。ファーストの守備も生き生きとしていました。さあ、これからこれから・・またまた原監督が我慢できずに2軍に落としました。
原監督は発言とは裏腹にもう小笠原はいらないって思っているとしか思えません。もう少し我慢して小笠原を使ってやればリズムが掴めると思います。まだまだやれます。阪神にでも行って巨人戦で打ちまくって欲しいです。応援します。ちなみに巨人ファンです。
小笠原の復活を願う強いお気持ちは十分伝わって来ますが、
原監督の判断は極めて公平であると思います。
そもそも小笠原を昇格させる為の枠空けとして
結果をそこそこ残していた大田と中井を抹消(中井は厳密には笠原との入替ですが)した訳で、
小笠原は最低限「大田や中井よりは流石に未だ頼りになる」という姿を見せる必要がありました。
しかし結果は6試合20打席2安打1四球。
マルチヒット“も”あったと仰いますがヒットを打ったのは結局あの1試合だけです。
そして小笠原抹消後に昇格した亀井・大田・中井がやはり結果を残している事を考えると、
“現状の”小笠原が戦力になるかはシビアな判断が必要になるのではないでしょうか。
みんなが金本ではないのです。その金本ですら、40までしか数字を残せてないのですから。
Gファンですがさん、giabbits8さん、さすが贔屓球団だけにわかってらっしゃります。FAにして、最後に本人の納得するようにすべきではないでしょうか。
「少し予言めいたことを言わせていただくが、この打者はある日突然打てなくなり、あっさりと引退すると思う。ちょうど師匠の加藤英司がそうだったように。タイミングでボールを捕らえる左打者は、その「間」を失うと突然に普通の人になってしまう。」
http://baseballstats.jp/?p=1884
と書かれたことを思い出します。
「あっさりと引退する」だけは的中しませんでしたが。
あまり当たってほしくない予想でしたがねー。
管理人氏の言われる予想が、結果的に当たってしまいましたね。
くっち~様が触れられていましたが、一流選手の年齢限界は40歳前後だと個人的に思っています。
あの怪物ピート・ローズでさえも、30代後半はイチロー顔負けの活躍でしたが、40過ぎると流石に苦しくなっていたし。
43歳にしてOPSが.900だった落合は例外でしょうが、26歳でデビューという特殊事情がありますからね。