私たちは何となく、2013WBCも日本が優勝しそうに思いがちだが、いろいろ調べていくと、今回は危ないのではないかと思う。一昨日決まった第一ラウンドの組分を見ながら見て行こう。
各チームに、2006年と2009年の勝敗を配して見た。グレーの網掛けは予選敗退。

WBC-POOL




意外なことに、2大会を通じての最高勝率は韓国なのだ。

2006年などは1敗しかしていないのに、決勝戦に進めなかった。それまで全勝していたのに、準決勝でただ1度、日本に負けたからだ。日本は1勝2敗ながら、失点率の関係でアメリカを抑えて準決勝に出たのだった。
2009年は勝率で上回るが、2敗は韓国に喫したもの。連敗するまで敗退しないというダブルイリミネート方式によって、日本は負けても残って優勝したのだ。
日本はダブルイリミネート方式によって勝ち残った感が強い。実力は確かにトップクラスだろうが、運も強かったと思う。

今回の第一ラウンドはダブルイリミネートではなく、サッカーのように総当たりリーグ戦となった。評判が良くなかったのではないか(第2ラウンドはダブルイリミネート)。

第一ラウンドはまず問題ないだろう。POOL1にはキューバがいるが、仮にキューバに負けても中国と予選勝ち上がりのチームには勝てる。カナダと当たることになれば、要警戒だが、恐らくカナダはPOOL4に回るだろう、

過去2大会を通じて勝率6割を超える国が、韓国、日本、キューバ、ベネズエラ、プエルトリコ、ドミニカの7か国。前回屈辱の敗退をしたドミニカの動きが気にかかる。日本と韓国を分けたのは、ある意味で「シード」のようなものだろう。いずれにしてもこの7か国にアメリカを加えた8か国は、実力的には拮抗している。

例によって、各国の「本気度」はわからないが、少なくとも第2ラウンドからは、厳しい戦いが待っているはずだ。

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