プロモーション自体は悪くなかった。李承ヨプ、朴賛浩という韓国の二大スターを擁し、コリアンパワーで戦おうとしたのだ。しかしそれは裏目に出た。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。
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統一球に苦しんだのは他球団の打線も同様だが、すでに盛りを過ぎていたとみられる李承ヨプは、5月までは1本塁打.170と極端な不振。リードオフマンの坂口、新外国人ヘスマン、3番後藤光尊も調子が上がらなかった。そのために田口壮が中軸を打つなどのやりくりが続いた。DHの北川は相変わらず勝負強い打撃が光っていたが、6月にけがをしてシーズンを終えてしまった。

T-岡田は春先はまずまずだったが夏に来て調子を落とす。一時期は新加入の竹原が4番を打ったりもした。

後半戦になると、坂口、後藤が調子を上げ、チームは追撃態勢に入った。赤田のように統一球を苦にしない打者も出た。全体としても統一球を克服しつつあるように思えた。しかし、あと一歩でポストシーズンに及ばなかった。守備面ではシーズンを通して遊撃の大引が働けたことも収穫。捕手も打撃はともかく、伊藤光が使えるめどが立った。

今季も楽天と並び、リストラに大ナタを振るっている。来季はこりもせずKBOから李大浩を獲得するが、過大な期待は禁物だろう。 → 関連記事 韓国産シロクマの使い方|2011-2012オフシーズン

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