ニューヨーク・ヤンキース=NYYとマイナー契約。スプリングトレーニングの招待選手。昨年の実績からして仕方がないが、開幕ロースターに入っている可能性はかなり高いと思う。
岡島のキャリアSTATS

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昨年ははじめてマイナースタートとなった。すぐにMLBに上がったものの調子が上がらず、チームが左腕中継ぎモラレスを獲得したので、戦力外となりまたAAAに落ちた。

一応他チームのオファーを待っていたが、175万ドルの年俸を全額もらうためもあり、シーズン通してAAAにいた。モチベーションは高くはなっただろうが、下ではさすがに好成績を残した。

MLBの各球団は先発の柱と信頼できるクローザー、セットアッパー以外の顔ぶれは、毎年総入れ替えすることが多い。NYYも大きく顔ぶれが変わるだろうが、左腕の中継ぎは今のところペドロ・フェリシアーノ(92G3勝6敗3.30)とブーン・ローガン(64G5勝3敗3.46)の2人。どちらも手ごわい投手だが、岡島が割って入る余地は十分にある。

まずはスプリングトレーニングで実績を残すこと。
過去の春キャンプのSTATS。

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昨年のように出遅れなければ、開幕ロースターに残る成績は可能ではないだろうか。
キャリアSTATSを見ればわかるように、岡島は年々ERAやDIPSを落としてきた。これは、せんじ詰めれば、あの変則フォームが「覚えられた」ことに尽きる。
左で、しかもボールをリリースするタイミングがわかりにくいという長所が、慣れるとともに薄まってしまったのだ。
それはチームごとの対戦成績を見ればわかる。

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同地区で対戦数の多いチームには打ち込まれている。特にNYYは岡島が通用しなかったチームだ。最多の5本塁打を打たれているNYYと対戦しなくていいのは、メリットだと思う。

今年のBOSのチームの雰囲気はよくなかったのではないかと思う。投手陣をまとめていたジョン・ファレルコーチがTORの監督に転出したのが大きかったと思う。岡島以外にも力を発揮できなかった投手は何人かいた。

ほぼ1年顔を見せなかった岡島である。来季はフレッシュな気持ちで、もう一花咲かせてくれるのではないか。

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