2011年はNPB投手の一つの頂点となった年だ。空前の成績を残した二人の投手のうち、一人が日本を離れることになりそうだ。日本ハムはポストダルビッシュをどう戦うのか。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。

Nipponhamu-2011-Pitch






ダルビッシュの成績を抜くと、チーム防御率は2.68から2.95へ、WHIPは1.17から1.24へ。リーグ順位は1つ下がるだけだ。

田中将大と他の投手の差があまりにも大きすぎる楽天とは異なり、日本ハムにはダルのほかにもしっかりした投手がいる。ケッペル、ウルフに武田勝。そして斎藤祐樹もローテーションのメンバーだった。

ダルの穴は大きいが、来季、多くの有力投手が抜けるパリーグの勢力図を考えると、日本ハムの戦力的なダメージはそれほど大きくはない。

むしろ、絶対的なエース、精神的な支柱を失うことのダメージが大きい。斎藤がそうなれば理想的だが、しばらくかかりそうだ。

先発のもう1枚はファーム8勝の中村勝か。菅野が獲得できていれば、文句なしだったのだが。

救援陣はソフトバンクと双璧。榊原、増井、宮西に加えて、昨年前半に崩壊しかかった武田久が統一球の影響もあってか、完全復活したのが大きい。

こうしてみると、ダルの穴は意外に大きくないように思える。

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