今年のソフトバンクホークスの打線は、まるで統一球の影響を織り込んだかのような、見事な補強を行った。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。

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全試合出場した野手が3人。3人で618出塁。しかも118盗塁。この生産性の高さが、効率的な得点を生み出した。この3人に加えて、新加入の内川がいたのである。

DHのカブレラは往年の力はなかった。また松中もフル出場はできなかった。さらに小久保も迫力がなかったが、彼ら重量級のベテランを脇役にまわす余裕があった。

目立たないが、長谷川、福田という外野手の成長も特筆ものだ。長谷川は俊足に加えて重い統一球を弾き返すパワーがある。またダルビッシュ打ちで名を上げた福田は、広い守備範囲とシュアな打撃で売り出した。

来季、川崎がMLBに移籍しそうだが、こと打線に関しては問題はなさそうだ。小久保、多村、松中という中堅、ベテランどころがさらに衰えたとしても、世代交代は順調に進みそうだ。

ただこの3年で川崎は1試合しか欠場していない。遊撃の守備は昨年、明石が1試合、一昨年金子と森本(今年引退)が1試合守ったに過ぎない。だれを起用しても抜擢になる。ここがやや厳しいところではある。

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