2007年は、今年落剝した姿をさらしたA-RODが最後の輝きを見せた年だった。2007-2009のMLBでのアナ両リーグMVPの投票結果。青は打者の最高値、えんじ色は投手の最高値。

2007年アのA-RODは、ごく軽くスイングした球がぐんぐん伸びて、バックスクリーンに突き刺さるような凄さがあった。WARもOPSもトップ。キャリア2番目の54本塁打、156打点の2冠。2位のオルドニェスはイチローとの首位打者争いに勝って.363をマークしている。イチローにとっても復活の年だった。
ナはフィラデルフィア・フィリーズのジミー・ロリンズ。タイトルはなく、WAR、OPSともに低いが、全試合出場して攻守に貢献したことが認められた。こういう選び方もするのだ。NPBでもしばしばみられる。
2008年のアはレギュラー2年目のペドロイアが、並み居る強打者を押しのけてMVP。WARが注目されたのはこの頃からではないか。WARは守備成績も加味されるが内野手は外野手に比べて補正値が高い。OPSはタシェアラがトップだがフラッグシップディールでの加入なのでWARは低い。
ナはプホルズ。この年は無冠だがWARもOPSも実質的にトップだった(途中移籍のマニー・ラミレスは規定打席以下)。
2009年のアは、2年連続首位打者に輝いたマウアー。野手のWARではベン・ゾブリストが1位だった。この選手は打撃成績は中の上というところだが、WARは非常に高い。この指標が一般の印象とかい離している一例でもある。
ナはプホルズ。この年は本塁打、打点の二冠。三冠王に近い男と言われ始めたのもこの頃だ。
この時期からWARの重要度が増してきつつあるのが分かる。
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