2010年、11年のMVP投票結果と2012年の予想をしておきたい。MLBでのアナ両リーグMVPの投票結果。青は打者の最高値、えんじ色は投手の最高値。
2010年アはジョシュ・ハミルトンの復活の年。首位打者を獲得。WARとOPSも1位だった。ミゲル・カブレラが2位。彼もこのころから三冠王に近い男と呼ばれるようになる。
ナはジョーイ・ボット。この選手は長打力がある上に選球眼も良く、バランスのとれた好打者。記者好みの選手だと言えよう。カナダ人としてはマウアー以来の受賞だった。
2011年はMVPの定義が揺らぎつつあることを示した年だ。
バーランダーが投手としては19年ぶりにMVPに選ばれた。サイ・ヤング賞がアナ両リーグで制定された1967年以来、MVPは原則として野手の賞だとされていたが、この年は投手三冠王のバーランダーが受賞した(サイ・ヤング賞もダブル受賞)。これはバーランダーが圧倒的な数字を残したことも大きいが、同時に投手も野手も同列で評価できるWARを選考基準にする記者が増えたためではないか。
ただ、この年も2009年に続いてベン・ゾブリストがWAR1位になっているが、票は伸びなかった。WARへの信頼性は現在も万全ではなく、他の数値との兼ね合いで考えることになっているのではないか。



さて、2012年。
今年の投打WAR上位者を並べてみた。前年のことを考えれば投手の受賞の可能性もあるため、投手も例年より多めに並べた。

アリーグ。マイク・トラウトはWARでは1位。三冠王のカブレラは2位でさえない。バーランダーは昨年より数字を落としており、トラウトの優位は動かないと言うとことだ。しかし三冠王を取ってもMVPになれないとはなあとも思う。
ナリーグは、ポージー。WARが1位。初の首位打者を獲得。捕手であることも大きい。ライアン・ブラウンはリーグ一のスラッガーではあるが、最近の傾向ではポージーにかなわないだろう。密度的にはボットが濃いのだが、今年は111試合しか出ていない。
こうして予測するとトラウトとポージーで決まりということになるが、率直に言って納得できない気もする。相対的にタイトルや優勝への貢献度の評価が下がっているような気がする。
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ナはジョーイ・ボット。この選手は長打力がある上に選球眼も良く、バランスのとれた好打者。記者好みの選手だと言えよう。カナダ人としてはマウアー以来の受賞だった。
2011年はMVPの定義が揺らぎつつあることを示した年だ。
バーランダーが投手としては19年ぶりにMVPに選ばれた。サイ・ヤング賞がアナ両リーグで制定された1967年以来、MVPは原則として野手の賞だとされていたが、この年は投手三冠王のバーランダーが受賞した(サイ・ヤング賞もダブル受賞)。これはバーランダーが圧倒的な数字を残したことも大きいが、同時に投手も野手も同列で評価できるWARを選考基準にする記者が増えたためではないか。
ただ、この年も2009年に続いてベン・ゾブリストがWAR1位になっているが、票は伸びなかった。WARへの信頼性は現在も万全ではなく、他の数値との兼ね合いで考えることになっているのではないか。

さて、2012年。
今年の投打WAR上位者を並べてみた。前年のことを考えれば投手の受賞の可能性もあるため、投手も例年より多めに並べた。

アリーグ。マイク・トラウトはWARでは1位。三冠王のカブレラは2位でさえない。バーランダーは昨年より数字を落としており、トラウトの優位は動かないと言うとことだ。しかし三冠王を取ってもMVPになれないとはなあとも思う。
ナリーグは、ポージー。WARが1位。初の首位打者を獲得。捕手であることも大きい。ライアン・ブラウンはリーグ一のスラッガーではあるが、最近の傾向ではポージーにかなわないだろう。密度的にはボットが濃いのだが、今年は111試合しか出ていない。
こうして予測するとトラウトとポージーで決まりということになるが、率直に言って納得できない気もする。相対的にタイトルや優勝への貢献度の評価が下がっているような気がする。
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コメント
コメント一覧
タイガースとエンゼルスの成績が逆だったら、予想も変わってたかも
ところでこのWARだとリリーフ投手はかなり不利ですね
防御率1.00 0敗65セーブでもスラッガーには歯が立たなそうです
ただ、気になるのはエンゼルスの方がタイガースよりも勝率が良いことです。ここがかなり気になります。チームの勝率の方を重要視するならトラウトの可能性もあるかもしれません。
ここまで微妙だと、カブレラが外国人なことも若干不利かもしれませんし、どっちが記者に好かれているか?ってのもあるかも。。
ナはポージーでなければ驚きです。
1931年以降のMVPは記者投票ですから記者との関係は重要な要素となります。記者と折り合いが悪かったテッド・ウィリアムスは4割を記録した41年も三冠王の42年と47年もMVPには選出されていません。史上最高の打者ですから流石に46年と49年は選ばれていますが。
近年では95年のモー・ボーンが典型事例となります。この年、アルバート・ベルは3割1分7厘、126打点、50本塁打で二冠に加えて52二塁打、OPS1.091でしたが、MVPは3割ちょうど、126打点、39本塁打、28二塁打、OPS0.963のモー・ボーンが選出されています。アルバート・ベルは90年代最強の右打者だったと思いますが素行が悪く記者投票では票が入りません。モー・ボーンは人格者として知られており定量評価のマイナスを定性評価で覆したことになります。
ミゲール・カブレラはマーリンズ時代の手抜き守備に起因して記者受けが良くありません。タイガース移籍後も問題児扱いされてきました。マニー・ラミレスに似ていますね。WARで評価するというよりも、ミゲール・カブレラの記者受けが良くないことがマイク・トラウト有利の要因になっているのでないでしょうか。
ナ・リーグのバスター・ポージーは定性評価が高い。ルーキーシーズンから精神面が高く評価されており、2011年の大怪我からの復活とアメリカ人の喜びそうな要素もてんこ盛りです。打撃面でもキャッチャーとしての首位打者は近年ではジョー・マウアーが3回も獲っていますがその前は1938年と42年のアーニー・ロンバルディだけで、ポージーは捕手として史上三人目となります。
リーグチャンピオンシップ、ワールドシリーズの結果を考慮すべきでないかと思うのですが。
でないと、下位チームで自分の数字だけを稼いでいた自己満足野郎がMVPになるのには激しい違和感がありますが。
(確かに今年のエンゼルスの勝率は高いですけれどね)
単純にBaseball-Referenceを参照したからです。両者の差は私にはよくわかりません。ご存じなら教えてください。