報知新聞は2日前に大谷はNPBを志望するという記事を書いたが、これは空振りに終わった。昨日、大谷翔平はMLBに挑戦する旨明言した。
テキサス・レンジャーズとの面談に、チームは傘下のAでプレイしている尾中博俊に同席させ、マイナーリーガーの生活について説明させたようだ。大谷はかえって不安を抱いたという観測もあったが、MLBに挑戦したいという気持ちは変わらなかったようだ。
MLB挑戦に不安を抱いたのは、おそらく両親だったのだろう。しかし本人の決心は固かった。
大谷翔平のMLB挑戦によって、MLBとNPBの関係はまた一つ、転換点を迎えた。
これまで、ドラフト候補の高校生が、NPBを経ずにMLB機構に入った例はない。
ほとんど知られていないが、1990年代以降、日本からは多くの若者が海を渡り、MLBに挑戦している。NPBを経由せず、MLB機構で野球をした選手は、私が調べた限りでは55人に上る。表の右外の文字は、MLB機構を経て移籍したNPBチーム。
なお、伊東、大越、マック鈴木はサリナス・スパーズという球団に入っている。このチームは日本人の古賀英彦が監督をしていた時期もあり、多くのNPB選手が野球留学をしている。親球団はない独立系の球団だが、MLB機構内のAクラスに所属していた。独立リーグではない。
RVはマイナーリーグでの最高位。

NPBを経ずにMLB機構に身を投じて、MLBまで上り詰めた選手はマック鈴木、マイケル中村、多田野数人、田澤純一の4人しかいない。このうち多田野と田澤はふつうならばNPBのドラフト上位に当然指名されるべき選手だった。
NPBのドラフトから洩れた選手がMLBで活躍したケースはマック鈴木とマイケル中村の2例だけ。
NPBのスカウトが指名を見送った選手たちがMLBで活躍できる可能性は極めて低いのだ。多くの選手たちはAまでのレベルでキャリアを終えている。数字的にも見るべきものが少ない。またマイナーリーグを経てNPBに入ることができた投手の中で活躍したのは、今のところ山口鉄也だけである。
現役では奥田ペドロはFRkつまり、海外=ベネズエラのルーキーリーグにいる。
数年前までNPB側はMLBへの人材流出に全く気を留めていなかった。ドラフトの網から漏れた、ノーマークの選手が海を渡っても知ったことではなかった。また、結果も伴わなかった。
しかし、2009年、社会人ドラフト1位候補だった田澤純一が、指名を拒否してボストン・レッドソックス=BOSとメジャー契約を結んだことは大きな衝撃だった。そして、彼がトミージョン手術を超えて今季素晴らしい成績を残したことは、日本の有力なアマチュア選手にとって大きな刺激となったはずだ。


大谷翔平が最終的にMLB挑戦を決断したのも、田澤の活躍があったからではないか。NPBのドラフト1位レベルは、MLBでも十分に通用する。MLB側もそのように口説いただろうし、それは十分に説得力のあるものだった。
有望な高校生がNPBのドラフトを拒否してMLBを志向する動きが広がれば、日本のドラフト制度は根底から崩れる。NPBには建前上契約金の制限があるが、MLBは実質青天井である。まともに勝負すれば勝てるはずはない。
大谷が順調に成長してMLBのマウンドに立つようなことがあれば、トップクラスの高校生は一気にMLB志向に転ずるだろう。
NPBは、この事態を真剣に考えなければならない。これまでのように、出て行った選手を村八分にしたり、できもしない鎖国政策を取るなど、小手先の策を弄するのではなく、MLB側としっかり協議をして、わかりやすくオープンなルールを設けることだろう。彼我の力量差を認めるところから始まると思う。
そして、何につけてもそうなのだが、NPB側が機構改革を進めて、プロのビジネス、マネジメント集団にならなければ、日本プロ野球に明日はないだろう。
報知新聞蛭間豊章記者、興味深い考察。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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MLB挑戦に不安を抱いたのは、おそらく両親だったのだろう。しかし本人の決心は固かった。
大谷翔平のMLB挑戦によって、MLBとNPBの関係はまた一つ、転換点を迎えた。
これまで、ドラフト候補の高校生が、NPBを経ずにMLB機構に入った例はない。
ほとんど知られていないが、1990年代以降、日本からは多くの若者が海を渡り、MLBに挑戦している。NPBを経由せず、MLB機構で野球をした選手は、私が調べた限りでは55人に上る。表の右外の文字は、MLB機構を経て移籍したNPBチーム。
なお、伊東、大越、マック鈴木はサリナス・スパーズという球団に入っている。このチームは日本人の古賀英彦が監督をしていた時期もあり、多くのNPB選手が野球留学をしている。親球団はない独立系の球団だが、MLB機構内のAクラスに所属していた。独立リーグではない。
RVはマイナーリーグでの最高位。

NPBを経ずにMLB機構に身を投じて、MLBまで上り詰めた選手はマック鈴木、マイケル中村、多田野数人、田澤純一の4人しかいない。このうち多田野と田澤はふつうならばNPBのドラフト上位に当然指名されるべき選手だった。
NPBのドラフトから洩れた選手がMLBで活躍したケースはマック鈴木とマイケル中村の2例だけ。
NPBのスカウトが指名を見送った選手たちがMLBで活躍できる可能性は極めて低いのだ。多くの選手たちはAまでのレベルでキャリアを終えている。数字的にも見るべきものが少ない。またマイナーリーグを経てNPBに入ることができた投手の中で活躍したのは、今のところ山口鉄也だけである。
現役では奥田ペドロはFRkつまり、海外=ベネズエラのルーキーリーグにいる。
数年前までNPB側はMLBへの人材流出に全く気を留めていなかった。ドラフトの網から漏れた、ノーマークの選手が海を渡っても知ったことではなかった。また、結果も伴わなかった。
しかし、2009年、社会人ドラフト1位候補だった田澤純一が、指名を拒否してボストン・レッドソックス=BOSとメジャー契約を結んだことは大きな衝撃だった。そして、彼がトミージョン手術を超えて今季素晴らしい成績を残したことは、日本の有力なアマチュア選手にとって大きな刺激となったはずだ。
大谷翔平が最終的にMLB挑戦を決断したのも、田澤の活躍があったからではないか。NPBのドラフト1位レベルは、MLBでも十分に通用する。MLB側もそのように口説いただろうし、それは十分に説得力のあるものだった。
有望な高校生がNPBのドラフトを拒否してMLBを志向する動きが広がれば、日本のドラフト制度は根底から崩れる。NPBには建前上契約金の制限があるが、MLBは実質青天井である。まともに勝負すれば勝てるはずはない。
大谷が順調に成長してMLBのマウンドに立つようなことがあれば、トップクラスの高校生は一気にMLB志向に転ずるだろう。
NPBは、この事態を真剣に考えなければならない。これまでのように、出て行った選手を村八分にしたり、できもしない鎖国政策を取るなど、小手先の策を弄するのではなく、MLB側としっかり協議をして、わかりやすくオープンなルールを設けることだろう。彼我の力量差を認めるところから始まると思う。
そして、何につけてもそうなのだが、NPB側が機構改革を進めて、プロのビジネス、マネジメント集団にならなければ、日本プロ野球に明日はないだろう。
報知新聞蛭間豊章記者、興味深い考察。
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コメント
コメント一覧
MLBも新労使協定から、国際FAでの契約金上限(290万ドル)を設けていますよ。もちろんNPBの上限(こちらは2007年以降明確に上限になっています。実際は知りませんが・・・)よりは高いため、"実質青天井"と言えばその通りでもあるのですが。
NPBはこうした流出がある現実をしっかりと受け止めて、小手先の帰国制限や前時代的な価値観の押し付け(「覚悟」だの、帰国制限だの)などではなく、MLBとアマチュアを含めたルール整備に着手し、せめてFAまではNPBでプレーすることが色々な面で"魅力"であるとアマチュア選手に思わせるような環境作り、制度作りを目指してほしいです。
日本のトップクラスの選手が通用しない世界に若いうちに飛び込むチャンスがあるわけです。
行く行かないは本人の自信やリスクを考えて決めることですし、毎回NPBはダメだダメだと言われるのも。。。
まあ、制度で挑戦を縛るNPBには本当に幻滅ですが・・・
ただ、現状MLBに行く場合、球団の選択権が選手側にある事も大きいと思います。
もしかすると、大谷君にはNPBでは指名されても行きたくない球団or行きたい球団が
あったかもしれません(妄想ですが)。
挑戦を無条件に礼賛している人たちの一部は、そうだったら手のひら返しするのだろうなと
ちょっと思ったりしています(笑)。
かといってMLBのドラフトで日本人が指名されるのを望むのかと言うと
そこはそれで反対が多そうで難しそうですね。
>MLBも新労使協定から、国際FAでの契約金上限(290万ドル)を設けていますよ。
スポニチの記事によると、290万ドルは“総額”となってますね。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/22/kiji/K20121022004383810.html
日本人が自由にMLB球団を選択できるのは外国人だからですね。ドラフトの対象になれば完全ウェーバーになります。
でも、NPBに魅力があれば大谷は引き留められたのではないでしょうか?見劣りがするのは事実では?
やっていることは選手の選手生命を脅かすような恫喝策ではないでしょうか。
楽天星野監督は入団制限を長くすべきとも発言しています。
恫喝と言えば、東海大菅野の「巨人以外なら米国」について、高田や中畑は脅しだと言ってました。しかし、入団制限策についてはコメントを出していない(聞かれてないだけかもしれませんが)。このことは個人が組織を脅すことは悪で、組織が個人を脅すことは善、といっているようなもの。このお二方には、大谷の件について是非コメントしてもらいたい。
二人とも組織人なので組織防衛のためなら個人攻撃も辞さずのスタンスにならざるえないでしょう。一野球人として「前途ある若者に門戸を狭めるべきでない」と発言できないことは残念に思います。
大谷は行くからには頑張ってほしいですね。
もちろん、NPBが旧態依然なのは事実ですが、それは別の話です。毎年毎年、優秀な選手が出てくるからです。
実のところ、花巻東の佐々木監督は、彼自身がMLB信者で、教え子を送りたくて送りたくてしようがないのです。菊池では失敗しましたが、大谷は送り込むチャンスができたというわけです。
むしろ心配しているのは、MLB側がどこまでケアーしてくれるかです。専属通訳をつけるぐらいの優遇はやってもらわないといけません。実績のない原石のような選手ですから。
大谷も菅野みたいに(彼は異常ですが)好きな球団があれば、日本に残ったのではないでしょうか。
ところで彼は活躍するんですかね?160キロは魅力的ですが、いかんせん四死球が多い。
通算奪三振145に対して四死球61、甲子園でも14回防御率3.77奪三振16です。ダルが甲子園通算92回防御率1.47奪三振87四死球27のこと考えると、MLBの上位で指名されるほどなのかなぁと思いました。球速は十分メジャー級でしょうがどれだけコントロール、その他が成長するのかがカギですよね。
キャリアをMLBでスタートさせて、どれだけ記録を積み上げることが出来るかなと、夢想してしまいます。
イチローが最初からメジャーだったら、どれだけの安打数になっただろうかという妄想をしたことがある身として(笑)
それと、他のスポーツと混同して考えてるのもあるのですが今の時代、世界と伍していくには国外に飛び出ないといけないケースもあると強く思いもするので。それもなるべく若い間に。
・・・他のスポーツに比べるとイマイチ世界的な広がりは感じませんが。
ただ、新しい制度作りなどが必要なのは確かですね。
今回みたいに一部で恩知らずを懲らしめてやれ的な発想は勘弁してほしいですが。
感性が古すぎるんじゃないかなと白けてしまいます。
自分は対応如何によってはNPBを見捨てることもあるかも・・・とか考えてます。
ほぼ同感です。
年俸や育成など環境面は改善してMLBへ追いつこうとすることは可能かと思いますが、レベル差を埋めるのは難しいですよね・・・
NPBにしかない魅力を伸ばせればいいんでしょうが、それも思い付かないのです・・・
村上氏がノックしたドアを野茂英雄がこじ開けて来た道についに真っさらな挑戦者が現れましたね。
「100マイル右腕」という日本が生んだ最高の原石がMLB挑戦をする事のワクワク感は野球ファンには堪らないでしょう。
MLB挑戦をブラフに使う若者もいるのに大したモノです。
「大谷翔平」
太平洋を翔んで行く。
名は体を表しますね。
NICE!
楽しみではあるのですがどれくらい待つべきなのかも知っておきたく(笑
>>恫喝と言えば、東海大菅野の「巨人以外なら米国」について、高田や中畑は脅しだと言ってました。しかし、入団制限策についてはコメントを出していない(聞かれてないだけかもしれませんが)。このことは個人が組織を脅すことは悪で、組織が個人を脅すことは善、といっているようなもの。このお二方には、大谷の件について是非コメントしてもらいたい。
ちなみに中畑清のコメント、スポニチアネックスより引用します。
花巻東・大谷を1位指名候補に挙げていたDeNA・中畑監督は「夢はあっていいけど、手順を踏んで挑戦すればいいのに。日本で基盤をつくってから米国に行った方が即戦力になる」と残念がった。
投球だけでなく打撃や走塁、甘いマスクも評価。「彼は日本の宝物。なかなかいない逸材」と語っていただけに「一足飛びに行くのが本当にプラスになるか分からない」と疑問を投げかけていた。
私はこのコメント、少し思慮不足かと思いました。
うーん、頭のいい人ではないのは仕方ないですけれど(汗)
自業自得でしょう
もしくは、「護送船団リーグNPB」。
中日佐藤、巨人桃井の両トップまでが難癖つけている、もう残念でしかないですね。
広島松田オーナーも、少し歯にものがつまった物言いで。
オリックス監督の森脇のコメントだけが、素晴らしくて救いでした。
「彼の人生だしね。大賛成だとかクエスチョンマークがつくだとかは思わない。決断力と能力があるのは素晴らしいこと。決断できる人、そうでない人がいる。選択肢がある中で、決断できる立場にあるということは素晴らしいことだ。」
誰か人を批判口調で論じない森脇監督は素晴らしいと思いました。
内面も容姿も格好いいです!
A-RODは18歳でMLBデビューしています。三冠王ミゲル・カブレラは3年20歳でMLBに。早ければ3年くらいでしょうか。AAにいつ上がるかがポイントですね。AAで活躍すればAAAを飛び越してのメジャーデビューがあります。
田澤はメジャー契約でしたが、AAからスタートしています。
印象としては「使えるかどうか」「プロスペクトかどうか」はかなり早いうちに見極められ、プロスペクトは少々数字が悪くてもどんどん引き上げられる感じです。
中畑は恫喝コメントではなかったのですね(さすが清)。
トンチンカンなコメントは愛嬌です。
ところで、ここにコメントされてる皆さんは「投手大谷」を期待してる方が多いのですね。私が巨人のGMだったら今年の1位は「打者大谷」でいくつもりでした。
投手は松坂以降も田中、ダルビッシュと好投手が続いてますが、
スラッガーは清原、松井のあとが続かない。ぜひ大谷をポスト松井に指名したかった。
いずれにせよ体を壊さないように頑張って欲しい。そして何年後かに入団制限を突き付けたNPBに対し、WBCでチーム入りに頭を下げさせるような存在になって欲しい。
多分、その「打者大谷」を求める球団がNPBに多くて、本人の希望通りに投手としての期待をするメジャーに気持ちが傾いたかな、と思ってしまいました。
もし打者なら、清原・松井というより、「福留孝介を2ランクほどスケールアップした右投げ左打ち」かと思います。
中畑はおつむは弱いが基本人の好いおっちゃん、高田繁は原貢氏といい勝負の「インテリヤクザ」ですからね(笑)
>もし打者なら、清原・松井というより、「福留孝介を2ランクほどスケールアップした右投げ左打ち」かと思います。
以前某NPB球団編成担当の方に、大谷は松井二世になれないだろうかと話を向けたところ、「松井二世じゃなく、福留二世ですよ」と言われました。貴殿の慧眼に感服いたします。
願わくば左ではなく、右の長距離砲として育成していってもらいたいです。
いくら150キロ以上のフォーシームが投げられるからと言って、それがそのまま投手としての実力に直結するわけではないですし。
1人の若者が、清々しい人生の挑戦を決断したというのに、彼よりもはるかに人生経験を積んだ連中が、何と醜く、器の小ささを見せていることかと思うと、何とも情けなくなります。
まあ大谷君はMLB入りを表明したとはいえ、大谷君をNPB球団がドラフトで指名することは、ルール上、何の問題もありません。ですから、一部球団のなかには、大谷君を入団拒否されても困らない下位で指名して、大谷側を困らせ、かつMLB球団への牽制をしようとするような動きもあるようです。ドラフトで指名さえすれば、独占交渉権が発生し、その間はMLB球団が手出しできなくなるからです。
そのような醜い行為をとる球団があるとはよもや思いたくはないのですが、一部球団の相変わらずな、フラレ男の泣き言にも似た、聞くに堪えない言葉を聞いていると、そのような妨害行為すらやりかねないと危惧する次第です。
過去、NPBの超一流の選手はメジャーでも主力級の活躍をしていますから、大谷も順調に行けば期待ですますね。
「逸材が直接メジャーを目指すことでNPBが空洞化する」というリスクもありますが、あまり心配しなくてもいいかなと思います。
黒田やダルビッシュ、斉藤、イチロー、松井を見ても分かるように、本人に力があればNPBを経由し、ある程度の年齢になってからメジャーに行っても十分主力になれます。
それを見ている多くのアマ選手は、まずはNPBに行って実力をつけようとするでしょうから。
ありがとうございます!
投手だとカーショウが20歳でMLBデビューしているのですね
やはり3年くらいがまずは勝負ですか・・・とりあえず期待できるというところを最初に見せないといけないということですね
日本のマスコミはマイナーでプレーする大谷を追っ掛けてくれるでしょうか・・・
ぜひ頑張ってもらいたいです。
言葉の壁や生活習慣など、野球以外のことに馴染めば、
その有り余る才能を開花させる事が出来ると思います。
とにかく、向こうの生活に馴れてほしいですね。
4年を目途にメジャーに上がってほしい!
ドラフトは「欲しい選手」をとる場所なのですから、その球団が大谷投手を本気で欲しいと考えているなら
指名するのは何も悪い事ではありません、これは菅野投手の時にも散々議論されたことでしょう
直接メジャー挑戦を決断したアマに取って
NPBは縁もゆかりもないリーグな訳で、そんな場所にはメジャーで活躍する限り万が一にでも戻る事はないでしょうね
まあメジャーから捨てられた時に独立リーグと同じ扱いでプレーするというくらいでしょうか?
それに海外進出した選手が国際大会でその経験を還元してくれるサッカーと異なり
野球の場合メジャーリーガーの国際大会への還元が望み薄と言うのもあります。
サッカーに比べて過密日程で行う為にシーズン中の球団からの拘束度が高くオフシーズンの重要性も高いからです。
私はアマチュアの海外進出は野球の場合日本球界のレベルアップに繋がるのか懐疑的でして、そのあたりが引っかかる。
ただやみくもに鎖国するのが良くないという事位わかります、今やスポーツエリートは猫も杓子も世界に憧れる時代ですからねぇ
一般人は海外への憧れはそれほどでもないんですけどね
どうも、大谷に関しては「本人の将来を慮ってドラフト指名しないで上げて欲しい。」なのに、東海大学の菅野に関しては「ドラフトを形骸化させないために指名するべし。」という雰囲気あります。
これって、野球ファンのダブルスタンダードじゃないですかね。
「ジャイアンツ」が絡む問題は難しいのかな・・・。
私は、「1枠を無駄にする覚悟のある球団」だったら、指名しても良います。
もちろん、大谷も菅野も、どこぞの日本球団を拒否しても全然悪くありません、断るのも当然の権利だから。
私はそれらの考えを「原因」と「結果」に分けて考えています。
恐らくアマチュア選手が巨人やメジャーに傾く「原因」は、巨人に日本の他球団より、メジャーに日本球界より、「魅力」があるから、という理由で共通していると思います。
「魅力」とは金銭的条件であり、設備面、地理的条件であるなど様々でしょう。
しかしそれによってもたらされる「結果」は全く異なります。
アマチュア選手がメジャー進出した場合、一般的な受け取られ方として流出はするがそのアマチュア選手がメジャーで通用するか見る事ができる
ということになります。
しかしアマチュア選手が巨人に入団した場合ただでさえ強い巨人がより強くなるだけでなく、贔屓球団に牙を向き
戦力均衡が崩れてしまいます。
というように「結果」が全く異なるのでファンは拒絶反応を示すのですよ
その「結果」という観点、納得できるものですね。
結局、目に見える不利益を被るから拒絶反応か。
痩せても枯れても、ジャイアンツがNPBの中心というのは、「ファン」も「アンチ」も皆が認めているんですよね。
贔屓球団の利害という問題は置いておくとして。
同時に、「原因」でいうと、
①メジャー希望のアマチュア選手に対して「日本人選手なんだからまずはNPBのドラフトを経て活躍するのが普通だろう。」という考え。
②巨人にしか入団したくない選手に対して「選手本人の希望と関係なしに、球団が選手を選ぶのがドラフトの理念ではないのか。」として、入団拒否はイカンいう考え。
上の①と②の考えの根底にあるものは同じになりますね。
今回に限らず、①と②の考えが、今後の若い野球選手を苦しめない事、願うばかりです。
ですからドラフトである程度アマチュアを縛った訳なんですよ
ですから同じような原因で発生しているメジャー進出にも恐らく日本球界はルールで縛ろうとするでしょうし
それが今までの対応でした、
この二つの対応はアナリストさんの言うように根底では全く同じですよ
ついでにいうと魅力が劣る側が魅力で追いつこうとせずにルールで縛ろうとする点も同じ
ですが前者が容認され後者が非難されているのはそれによってもたらされる結果が全く異なるからですね
私は前者も後者もアリだと思うんですけどね、ここにいらっしゃる方々はアマチュア選手をルールで縛るのが気に入らない見たいですが
ドラフト以下散々雁字搦めにしておいて今更一つ増やしても何も変わりません、と私は考えています
私も書いてみました。
個人的には大谷選手を打者として評価していただけにいろんな意味でもったいないなと思っています。もちろん投手としても標準以上ですが、打者の方が上だろうと勝手に思っていましたので。
まあ、メジャーに行けば大谷も標準的な背格好ですし、指導者も慣れているでしょうから、日本のように「大型投手は大成しない」ということはないと思います。怪我の多い選手だけに医療体制のしっかりしたメジャーの方がいいかもしれないという気もしています。
最後に大谷君、メジャーに一から挑戦するなら通訳は付けてもらわないように。ネイティブの話を聞いているだけでなんとなくわかるもんです、英語ってのは(笑)。これは実体験。コミュニケーションが重要ですぞ!
母校の先輩の菊池だって左腕で155キロはすごい、球速だけじゃなく制球も素晴らしくメジャーでもやれると騒がれましたからね。
マスコミから高校時代からずっと球速や160キロと言われてた松坂がメジャーでどうなったのか、松坂と同期の新垣や3つ下の日南学園の寺原、高井雄平、仙台育英の佐藤、そして先輩の菊池など球速を売りにしていた高校球児は未知数でプロでも松坂と田中将大除いて壁にぶち当たってますし。
あとここまで日本人で高身長の投手で長く活躍した投手は例がないのも気になる。ボディーバランスの関係で筋力が劣る日本人ではでかすぎると体を制御できなくなるのでは。ダルビッシュは半分白人だから日本人とは骨格が違いますよね。
打者として福留を2段階スケールアップした右投げ左打ちって。ただ福留より背がでかいだけで福留を過小評価しすぎでしょう。あれだけ選球眼や出塁率の良い打者なんて歴代でも数えるほどしかいませんから。選球眼やプロでの速球や変化球への対応はどうなのか、フリースインガーじゃないのかなど打者としても未知の部分が多すぎます。
賢い野球ファンの人はこれまでの歴史からマスコミの何度も繰り返される熱狂的報道に騙されずに冷静に静観できますが、逆だとマスコミの報道を鵜呑みにして投手としても打者としてもここ20年くらいで最高レベルとか本気で信じ込んでしまいますから怖いものです。
西武の渡辺監督が競合ドラフトで当たりくじを引いてガッツポーズするも菊池も大石もプロではさっぱりですからね。元楽天の一場が入団会見でメジャー宣言したことも記憶に新しいです。
アスノさん
>ドラフトは「欲しい選手」をとる場所なのですから、その球団が大谷投手を本気で欲しいと考えているなら
>指名するのは何も悪い事ではありません、これは菅野投手の時にも散々議論されたことでしょう
本気で取りに行くならば、むろん構わないでしょう。ドラフト1位で堂々と指名すればいいのです。彼はそれだけの投手なのですから。
私が言っているのは、そうではなく、本気で獲得しようという意思がないにも関わらず、嫌がらせのために下位で指名するといったケースに対してです。本文にもそう書いていますが。
優勝争いするチームでのローテ入りの何処がさっぱりなんでしょうね
西武での扱いも今も変わらず将来のエース候補ですよ
良く日本球界は長い目で見られないと言われますがその原因の大半はファンとマスコミにあると思います
球団はかなり長い目でみてますよ
>良くこの議論で菊池投手が良くないとか言われますが
20年に一人なんて報道されれば、1年目から物凄い成績残すとファンは思ってしまうでしょう。
だって、松坂、田中よりも上ってことですよ(苦笑
そう考えれば、今の成績は良くないでしょう。
(私は菊池を全然評価してなかったので、今くらいが妥当なところだと思っていますが)
ボジョレーヌーボーの「近年最高」みたいなもんですよ、
それを間に受けてしまう時点でファンもマスコミも長い目で見られないと思います
球団でいえば巨人なんか辻内を7年も保持してるようにかなり長い目でみてますよ
もうこれは楽しみでしょうがないですね!高校生が160キロ出した!ってニュースみたとき、テレビのない私は、YouTubeでその動画をみたのですが、あまりの速さに鳥肌たちました。
高校生が160キロて・・・ドカベンかよ!って。
そんな大谷くんがメジャー挑戦。私は素直に応援したいし、彼がメジャーのマウンドに立った姿を見てみたいです。
そこで今回も思ったのですが、どうしてスポーツ選手が海外に挑戦するということが、サッカーと野球で捉え方が違うのか、ということです。
私は近年、野球よりもサッカーのほうが圧倒的に興味が強いのですが、サッカーでは今や当たり前に海外に挑戦しています。
もちろんJリーグを経ての人もいるし、高校生のうちからいく人も。なかには10歳にも満たない天才児(久保建英君というまさにリアルツバサ君ような天才児)が海外のチームに挑戦しています。
僕はこの久保君の海外挑戦のニュースを聞いた時、本当にびっくりしましたし、とても嬉しかったです。まだ10歳にも満たない少年のうちということもさることながら、そのスカウトしたチームが、現在世界NO1のFCバルセロナというチームのカンテラ(下部組織)だったというところもです。しかもその久保君は、その後もバルサのカンテラで得点王になるほどに順調に成長しているとのこと。もちろん、もっと上の世代でも、現在多くの日本人プレイヤーが海外で活躍しています。バルセロナと並ぶほどのビッグクラブ、マンチェスター・ユナイテッドでレギュラーをはる香川真司しかりです。
ひとりのサッカーファンとしてこんなうれしいことはありません。
そこで野球ということですが、菊池のとき、田澤のとき、いつもなんだかネガティブですよね。確か菊池は会見で泣いてたような気がします。確かに周りの環境とか状況とかそういうのを考えれば、本人しかわからないややこしい事情があるのかもしれませんが、どうして気持ちよく送り出してやれないんでしょうかね?
挙句の果てには、広尾さんのおっしゃるような”村八分”的なルールまで作ってしまい、さらにそれを強化せよ、などという人まで現れる。そういう旧態依然として考え方が、今の日本の野球の魅力を半減させているところではないのでしょうか?
私は野球のことはみなさんほど詳しくありません。しかし、音楽のデジタル化の波、違法ダウンロード刑罰化しかり、どうも日本の業界って、締め出そう、間口を狭めよう論ばかりで、そのコンテンツ自体を時代に合わせて魅力的なものにしようとしてないような気がします。なんでもオープンにすれば良いとは思いませんが、時代の流れには逆らえないと私は思います。逆らえば逆らうほど淘汰されてしまうのではないか?と思うんです。
長文になりましたが、もとプロ野球ファンとして、もっと日本のプロ野球もがんばってもらいたいと思っています。すでにうちの親父(70過ぎの元大洋ホエールズファン)もテレビで野球を見なくなって久しいです。私の世代(30代)以下の人はもちろん、上の世代も野球を見なくなってしまっているのではないか?そんな風に思います。
長文、連続投稿失礼しました。
ドラフトという制度は戦力均衡と選手獲得資金を
抑えるために必要とは思います。
ただ選手側の権利を制限しているのは事実なので
現状のドラフトに納得せずに、
希望球団やメジャーに行きたい選手を
こちら側の希望通りの選択をしてもらうことは
正直厳しいですね。
高評価、ありがとうございます。
大谷の高校2年時から注目しているのですが、まさにPL学園時代の福留孝介ばりの万能さがある打者、そこに飛距離と打撃技術が加わっていると、観るたび思います。
さらに高校生にして160キロ/hのボール投げるのだから、バケモノ級の凄さですよね。
>>ただ福留より背がでかいだけで福留を過小評価しすぎでしょう。あれだけ選球眼や出塁率の良い打者なんて歴代でも数えるほどしかいませんから。
私はあくまでも、1995年のPL学園3年時の福留孝介との比較で論じています。
プロ14年の実績や現状の実力を過小評価なんて全くしていないので誤解なきよう。
まさに正論、この認識がなければ話は前に進みません。
日本で幾ら頑張っても、外野でやってるだけって感じなんだよね。