短期決戦のポストシーズンでは、レギュラーシーズンとは異なる選手が活躍したり、主力選手が全く不振に陥ったりすることがよくある。いわゆる「流れ」というものは、そうした選手の好不調の綾なすものかと思われる。MLBポストシーズンの選手の成績を、レギュラーシーズンとの比較で見て行こう。
野手編。オフェンスの総合的な数値であるRCとRC27で見る。PSはポストシーズン、RSはレギュラーシーズン。その横は各選手のRC27の差。勝敗はポストシーズン通算。
えんじ色はPSのRC27が9.00以上の選手=大活躍した選手、青色はRSでRC30以上で、-4.00以下の選手=期待を裏切った選手。
ポストシーズンで出場しなかった主力選手も載せた。

アリーグ

PS-BAT-AL


ボルチモア・オリオールズ=BALは、突出した選手はいなかった。マット・ウィーターズとアダム・ジョーンズという主力が働けなかった。
デトロイト・タイガース=DETは、こうしてみるとプリンス・フィルダーの不振が大きかったことが分かる。



ニューヨーク・ヤンキース=NYYは、イバネス、ヌニェスという活躍した選手がいる一方で、5人もの主力級の選手が絶不調に陥った。アレックス・ロドリゲスもそうだが、生産性でいえばロビンソン・カノが全く機能しなかったことも大きい。NYYはポストシーズン最低勝率である。
オークランド・アスレチックス=OAKも多くの選手が不振のままだった。

今期のポストシーズンは、接戦が多かったが、打線は湿りがちだった。そのことを表す数字になっている。

ナリーグは稿を改める。

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