ナショナルリーグのポストシーズンの総括。ナリーグの方が投手起用は大胆だった。
投手成績を先発と救援に分けた。両方の役割をした投手は、2度名前が出てくる。

postseason 2012 MLB-P-NL


ナリーグでも、多くの球団は投手陣が機能し、成績は概ね良かった。
しかしシンシナティ・レッズ=CINは、レイトス、リークという先発投手が失敗。リカバリーができなかった。
セントルイス・カーディナルス=STLはローシー、カーペンターの2人で3敗。成績は悪くなかったが、味方の援護がなかった。
ワシントン・ナショナルズ=WASは、唯一投手陣が崩壊状態だった。先発陣ではデトワイラーが機能したのみ。救援陣も軒並み炎上した。これを打線がカバーした形。温存したストラスバーグが投げていたら、という感が強い。
アトランタ・ブレーブス=ATLは、ワイルドカードゲームで自責点2だが6失点している。

さて、ワールドチャンピオンのサンフランシスコ・ジャイアンツ=SFは、ボーゲルソン、ジト、ケインが好投した。これに加えて、昨年までの大エースでシーズン中は不振だったリンスカムを、1試合だけ先発したあとは救援に回した。リンスカムは5試合に登板して2~3回を投げて失点は1だけ。強力なロングリリーバーになった。

ワールドシリーズでも、先発投手の後から、大スターのリンスカムがマウンドに上がると、デトロイト・タイガースにはあきらめムードが漂った。



シーズン中は考えられない起用法だが、この奇策が、SFを王座につけたと言っても良いだろう。この起用によって、リンスカムも自信を取り戻したように思えた。

やはり短期決戦には、レギュラーシーズンと異なる戦い方があるのではないか。

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