イチローの守備成績を見ておこう。昨年、我々が一番懸念したのは、数字に表れる守備成績が、著しく低下したことだ。
年度別、守備位置別の守備成績。RF9は、レンジ・ファクター9回あたりの守備機会。数字が大きければ、守備範囲が広いことになる。lgRF9は、この数値のリーグ平均。※はその差異。



RF=右翼の数字に注目していただきたい。イチローは、2007年を除いて主に右翼を守ってきた。RF9は、隣り合って守る選手の守備範囲や、投手の投球内容、球場によっても変化する。
イチローの(ややこしいが)RFでのRF9は、2006、2008年を除いてリーグ平均を大きく上回っていた。
しかし、2011年、この数字が急落したのだ。RF9、1.82は、規定回数以上の選手の最下位。平均値を0.27も下回っていたのだ。
昨年も、この数字の意味するところをいろいろ考えたのだが、結論は出なかった。
今年の数字を見れば、それが一時的な不振だったのか、守備の衰えなのかがはっきりすると思われた。
果たして今年のRF9は、シアトル・マリナーズ=SEAでは、RF9は2.16、リーグ平均は1.99だから、かなり上回っている。
ニューヨーク・ヤンキース=NYYに移籍してからの数字は下がっているが、出場試合も少ないので参考記録だろう。
外野手としてのイチローは、昨年の不振を脱したとみてよいのではないだろうか。
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RF=右翼の数字に注目していただきたい。イチローは、2007年を除いて主に右翼を守ってきた。RF9は、隣り合って守る選手の守備範囲や、投手の投球内容、球場によっても変化する。
イチローの(ややこしいが)RFでのRF9は、2006、2008年を除いてリーグ平均を大きく上回っていた。
しかし、2011年、この数字が急落したのだ。RF9、1.82は、規定回数以上の選手の最下位。平均値を0.27も下回っていたのだ。
昨年も、この数字の意味するところをいろいろ考えたのだが、結論は出なかった。
今年の数字を見れば、それが一時的な不振だったのか、守備の衰えなのかがはっきりすると思われた。
果たして今年のRF9は、シアトル・マリナーズ=SEAでは、RF9は2.16、リーグ平均は1.99だから、かなり上回っている。
ニューヨーク・ヤンキース=NYYに移籍してからの数字は下がっているが、出場試合も少ないので参考記録だろう。
外野手としてのイチローは、昨年の不振を脱したとみてよいのではないだろうか。
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コメント
コメント一覧
今季移籍後の数字は、ヤンキースタジアムで主に外野を守っていた選手がどのようなRFを記録していたかで、今年のイチローのパフォーマンスを測る物差しにはなりそうです。
TOR戦でのライト定位置からライン際へ猛然とダッシュして、グラブの先端で捕球したプレーは、正に戦闘機のようでした。こういったプレーからも、個人的には守備も元気一杯だった印象ですが。
それよりもヤンキースに移籍してから気になったのは、送球のコントロールの悪さと走塁ミスです。
なんとかしなければの「からまわり」だったのでしょう。
センターはサンプルが10試合切ってますので、判断しかねますが、レフトはやはり不慣れな印象でしたね。
送球は確かにここ何年か、走者が警戒して走らないこともあるのですが、捕殺を記録することが少なくなっている気がします。好プレーでも、捕球プレーは見るのですが、代名詞でもあるレーザービーム捕殺は、とんと見なくなりました。恐らく、強い送球の制御が難しくなってきているのかなと思います。
走塁ミスもSEA晩年から目立ち始めました。状況や立場は違えど、「なんとかしなければ」なのかなと思います。ただ、あの神ホームインはコーチャーのミスからとはいえ、素晴らしいハイライトシーンとなりました。あの動きはセンスですね。
今年のSEA在籍の時のレーザービームはすごかったですよ。トロントでの試合とか福留を刺したのとか。それだけにヤンキースに移籍してからは「なんで?」と気になりました。あきらかに力み過ぎ。
今年、セーフコのライトの1番遠いところからキャッチャーへノーバウンドでストライク返球してましたので、衰えてはいないでしょう。アウトには出来ませんでしたが、あれにはびっくりした。
「客観的に見て(誰でも)アウトに出来る打球を捌いた」
「その選手でないと捌けないと思われる打球を捌いた」
「打球に対する判断が的確で打者・走者の侵略を最小限に抑えた」
「責任守備範囲内におけるミスが少ない」
どの程度まで数字に反映出来るものなのでしょうか?
イチローに関しては早々にヤンキースタジアムのレフトを任された事からしても責任守備範囲にはかなり評価を貰えているんじゃないかなと思います。
来期もNYのレフトに居るのかは神のみぞ知るですね。
レフトよりライトにいてほしいですよね。
レフトはガードナー、センターはグランダーソンにお任せするということで
(この二人、守備位置のイメージが逆なんですけれどね)。
あ、別にセンターでもいいですけれど。