松井秀喜が公式戦に最後に出場したのは、7月24日のことだ。今年は5月1日にタンパベイ・レイズ=TBに入団したから。実働はわずか86日間に過ぎなかった。
2009年、ニューヨーク・ヤンキース=NYYをFAになってからの松井は、まさに下り坂の日々だった。

この年のワールドシリーズでMVPに輝いた松井だが、契約最終年で延長契約はなし。恐らく最大のネックとなったのは「守れない」「走れない」ことだっただろう。ベテランが多いチームだけに、DHに居座られては困るのだ。
2010年、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAでは、開幕戦で2安打1本塁打2打点、4月19日まで3割を維持したが、5月に.184。以後はほぼ月間3割をキープしたが、印象的には薄いままシーズンを終えて、またFA。
2011年、オークランド・アスレチックス=OAKでは開幕から2割そこそこの低打率にあえいだが、7月に.369、22打点と大活躍。一時はビリー・ビーンGMが残留に太鼓判を押したとも言われたが、尻すぼみの成績でFAとなった。
そして、ベテランに厳しい逆風が吹いた今年は開幕しても球団が決まらず、5月にTBとマイナー契約となった。
そしてMLB昇格試合で本塁打を打ったものの、7月に入ると滅多に安打さえもでなくなり、解雇された。
NYYの最終年は1300万ドルだった年俸は、2010年600万ドル、2011年425万ドル、そして2012年は100万ドル以下。
恐らく、今は、それでも値がつかないだろう。
松井秀喜については、「そもそも彼は現役なのか?」という話から入っているのではないか。


それにしても、今季も松井秀喜についてたくさん記事を書いたものだ。
これを読んでいただくと、松井の苦悩を追いかけることができる。
松井、2打席目にあいさつ代わりの2ラン本塁打|2012MLBペナントレース
松井は晴れて、イチロー曇る 5月のMLB日本人選手|2012MLBペナントレース
松井秀喜、本日も不発|2012MLBペナントレース
松井秀喜、戦力外に|2012MLBペナントレース
右投手が全く打てなかった松井秀喜|2012MLBペナントレース
松井秀喜はどうするべきか|オピニオン2012
松井秀喜は自由契約|2012MLBペナントレース
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください!

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この年のワールドシリーズでMVPに輝いた松井だが、契約最終年で延長契約はなし。恐らく最大のネックとなったのは「守れない」「走れない」ことだっただろう。ベテランが多いチームだけに、DHに居座られては困るのだ。
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2011年、オークランド・アスレチックス=OAKでは開幕から2割そこそこの低打率にあえいだが、7月に.369、22打点と大活躍。一時はビリー・ビーンGMが残留に太鼓判を押したとも言われたが、尻すぼみの成績でFAとなった。
そして、ベテランに厳しい逆風が吹いた今年は開幕しても球団が決まらず、5月にTBとマイナー契約となった。
そしてMLB昇格試合で本塁打を打ったものの、7月に入ると滅多に安打さえもでなくなり、解雇された。
NYYの最終年は1300万ドルだった年俸は、2010年600万ドル、2011年425万ドル、そして2012年は100万ドル以下。
恐らく、今は、それでも値がつかないだろう。
松井秀喜については、「そもそも彼は現役なのか?」という話から入っているのではないか。
それにしても、今季も松井秀喜についてたくさん記事を書いたものだ。
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コメント
コメント一覧
全く打てませんでしたが、あそこまでは自分としてはまだまだ期待していました。
やはりあの特大ホームランは・・・最後の・・・だったのでしょうかね。
これまで松井の度重なるスランプは、故障によるものと見なされていたのですが、今年は体調がいい中でのこの成績。これによって各球団が完全にメジャー失格の判断をしたのだと思います。5月での性急なメジャー昇格には反対意見もあり、もう少し準備期間があればとも思いましたが、チーム事情なので仕方ないですね。今年の95打席での22三振には、持ち味であった選球眼とコンタクト能力の衰えが見えました。
今でも打球の飛距離は衰えていないと思うのですが、目や神経がついていかないのでしょう。外野を守らせるのは怖いですから、使うのなら1塁かDHの2番手あたり。代打適性のなさはこれまで実証されていますし、近年のベースランニングの衰えは走者として致命的なレベル。これでは使おうにも、使うべき枠がない、という状態だと思います。それを覆すには、アダム・ダンのように本塁打と四球に特化した選手へのモデルチェンジでしょうか。それもまた難しいでしょうが・・・
松井は2年目シーズンオフあたりから、積極的にウェイトトレーニングに取り組みましたが、自分には効果が薄いとして辞めるか量を減らすかしています。下半身の筋力強化を徹底的にやっていれば、故障部位の保護にもなり、もう少し選手寿命が延びたのかな、と残念に思います。