DeNAの投手陣は、ずっと崩壊したままだった。今季は多少の改善はみられたが、数字的には断トツの最下位だった。

エースの三浦がシーズン通してローテを維持したが、9勝どまり。昨年唯一規定投球回数に達した高崎が今季もローテを維持して昨年よりも少しだけ良い成績を上げた。また国吉が使えそうなめどが立った。そういう意味では、先発に多少目鼻がついた感がある。
救援陣では日本ハムから移籍した菊地がセットアッパーとして活躍。藤江、大原、林と使える救援投手も出てきた。さらに山口はリーグ屈指のクローザーとなった。
投手陣各データのリーグ順位。

とはいえ、数字的に見れば、断トツの最下位のまま。少々のテコ入れではとても追いつかないほど、戦力差が広がってしまっている。これまでのいい加減なチームマネジメントの付けが廻っている感がある。
39歳になる三浦がいつまでもローテの柱では、チームの将来はない。今年のドラフトでは東浜巨を外し、野手の白崎を1位で獲得したが、投手陣の立て直しが急務だったはずだ。まだ的外れな感がある。
浮上の兆しはあるが、よほどのことがない限り、来季、順位を上げるのは難しいだろう。
クラシックSTATS鑑賞 本日は杉浦忠

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コメント
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ありゃ。広尾様レベルのコアな野球ファンの方からこのようなお言葉が出るとは意外でした。
僭越ながら説明させていただきますと、東浜を外した時点でDeNAの目的は三嶋と白崎のダブル獲りになりました。重要度は三嶋>白崎です。
しかし白崎は他球団がハズレ1位で指名するという情報が多く出ていました(駒大OB野村監督の広島等)。
三嶋はDeNA以外指名するという噂はありません。
かつ、幸か不幸かw最下位でしたので2位指名はイの一番で指名できる権利があります。
そこで1位で白崎をキープし、2位で三嶋という手順となったわけです。
ですので実質は1位三嶋2位白崎と見ていいでしょう。
三浦しか計算できない先発陣のために試合を作れずブルペンにも負担が掛かり
・・・という状況だったと受け止めています。
しかしここ2年ほどで高崎、国吉、加賀美が力を付けて来ており、
他球団の表ローテには未だ劣るものの辛抱して引っ張れる程度にはなっているかと思います。
その一方で打者は、前の記事で広尾様も仰っているように
得点源をラミレス・中村の両ベテランに大きく依存している状況ですから、
筒香に続く若い主軸打者の育成もまた喫緊の課題と言えるでしょう。
その意味で白崎の獲得は、決して的外れとは言えないと思いますが。
三浦は十二分に頑張ったけど、それでもリーグ平均のピッチングをシーズン通してやってくれたに過ぎない。リーグトップクラスの成績を残した他球団のエース達が羨ましい。
本来三浦を三番手あたりに蹴落としてエース面してる投手がいるべきなのですが、三浦が来年40歳になろうとしてるのに未だにエース扱いしなければならないのは致命的な状況だと思われます。
高崎や国吉は打線のサポートが足りなかったとはいえまだまだ力不足の感は否めません。
リリーフがベイスターズの戦力の中で唯一充実してる場所でしょうか。
抑えの山口を筆頭に藤江加賀菊池と左のワンポイント以外はそこそこの戦力が揃っていますね。
なんといっても先発を補強しなければならない。
先発ローテが揃ったベイスターズなんてここ何年見てないんでしょうか。
勝者のメンタルとか練習不足とか言うのは簡単ですし実際そういう面もあると思いますが
前提として戦力を整えないことには勝負にならないはずで、「DeNAの本気」に期待して待つことにします。
(中継ぎで大活躍したキクチは菊地、です。)
今年の中畑(デニー?)采配で顕著だったのが、試合中盤以降でピンチになった場合、交代せず引っ張ることでした。
「ここで降りて将来エースになれるか!」
と、もはや勝ち負け度外視で行くシーンが多々あり、1年中オープン戦のような状態でしたが
デニー曰く「鍛えようにも基礎体力が無い」連中をモノにするにはこのくらいじゃないとダメだとふんでいたのでしょう。
あと、左の大原に打者の左右関係なく1イニング任せたりと、前任者尾花と逆に左右病を出さない場面も目立ちました。
(さすがに加賀は右打者限定が多かったですが)
1にも2にも、来年は高崎、国吉、加賀美の3人にかかってくるでしょう。
ここ数年はこのレベルの「楽しみな」Pすらいなかったので、それだけでも進歩ですw
人名は難しい!修正しました。有難うございました。
特に捕手と二遊間が顕著でした。
そもそも打撃に重きを置いた打線でしたから、少しでも首脳陣の守備意識の変革も考えなくてはなりません。
加賀を先発に回せればいいんですけれど、本当に左に脆いですからね。左右病患者に自信をつけてしまうような。
>アーカイブスさん
谷繁、琢朗、が出ていってから、その穴が埋まってないんですよ。
国吉を実績のある三浦・高崎と同じように引っ張ったのは、印象的でした。9月にようやくその成長の片鱗を見せ始めたのはデニーも嬉しいでしょうね。
届かにゃいさんと見解を異にするのが、中継ぎの使い方についてです。
大原慎と林がほとんど1イニングを任されていたのは、敗戦処理だったからだと思ってます。
左のワンポイントは篠原が一手に引き受けていて、それはIP/Gに表れていると思います。
同じく、加賀だけでなく菊地も右のワンポイントが多かったと思ってます。彼はフォークがいいので左打者相手の方がむしろ適性がありそうな気はしましたが。
TBS時代はお金をかけて補強もしているのに
呪われてるとしか思えないくらい補強が成功しない!
(一、二年は良くても長続きしない寺原もいましたね)
ドラフト1位も数年すれば万年二軍クラス。
もう呪われてるとしか言えないw
DeNAはお金を持ってる球団なんでしょうか?
今年もFA戦線はロクなのがいない。
出戻りメジャー福留くらいしかいない。
これは地道に若手を育てていくしかないでしょう。
失うものなど何も無い「弱者」が「強者」を倒す。
今これが一番似合うのはノムさんを置いて他には居ない。
楽天の現在の下地を築いたのはノムさんだし、(田中将大という稀有な選手の存在も大だけど)ノムさんの様な『野球』を知り尽くした人材には最期までグラウンドに立って私達ファンをレクチャーして欲しい。
癖があって好き嫌いが分かれる人物だけれど、橋上戦略室始め、球界では野村イズムがまだまだ現役で通用する事が証明されているのだから、是非とも自身の采配を見てみたいと思うのは私だけでしょうか?
デトロイトのリーランド監督よろしく、「老将」という佇まいを醸し出せるのは『野村克也』以外には居ないと思うんですよねぇ。
心から再登場を願っております。
ベイだと今年の大原や江尻がそうだったのですが、江尻はキャンプ時点で故障、大原は故障を心配しセーブ気味の調整をさせたら逆に不調になってしまうという結末。
篠原がさすがに何年も続けて好成績を残せる年齢では無いのを予測していたのか林も獲得しましたが、なんとオマケの菊地の方が確変。
他球団ですが、大原のシーズン新人登板記録を更新して新人王に輝いたロッテ益田の来年がいろんな意味で注目されます。