阪神タイガースは投手陣も現状維持。そして、間違いなく目減りした。
投手陣も下柳を戦力外にした以外はほとんど変化なし。あとは、内部からの昇格者があっただけだ。

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先発投手陣は昨年とほぼ同じ。QS(先発で6回以上投げて3自責点以下)数は増加している。規定投球回数に達した4人は同じ顔ぶれ。しかし勝敗は、42勝36敗から、35勝47敗へと下落。
これは打線が弱体化し、援護点が無くなったことが大きい。
安藤優也の復活がシーズン前半話題となったが、長続きはしなかった。

救援陣でも福原忍が昨年以上の成績を上げた。また左腕の筒井和也がセットアッパーとして台頭した。しかしながら、昨年のドラフト1位、チーム最多の62試合を投げた榎田大樹は、左ひじ関節痛で戦線離脱。久保田智之、西村憲など、“使い捨て”の連鎖は続いた。

藤川球児も故障で離脱。阪神得意の継投策も、酷使によって錆びつきつつある。

投手陣各データのリーグ順位。

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投手陣の数値は、巨人が大幅にアップしたこともあって、リーグ中位となった。

先発投手陣は、来季も同じような成績を上げるとは限らない。一本立ちできる投手が最低でも1~2枚必要だろう。
ただし、ここにドラフト1位藤浪晋太郎を抜擢するのは、冒険に過ぎるだろう。むしろ、3位の田面巧二郎あたりが有望か。

救援陣は、藤川球児のFA流出が決定的になる中、抜本的な手直しが必要になる。「使える投手を、潰れるまで使い倒す」という今のやり方を見直し、信頼感のおける投手を複数整備すべきだと思う。



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