三冠王三度の大打者、落合博満監督の最終年、中日は貧打にあえいだ。ベテラン中心の打線が、統一球に対応できなかったのだ。

中軸を打つ和田、森野の成績が急落。チーム打率は.228で最下位に落ち込んだ。それでも優勝したのは、投手陣が踏ん張ったからだ。
高木守道監督に代わった今年、打線は活気を取り戻した。何と言っても大島洋平が規定打席に達し、3割を打ったのが大きい。長打はないが、リーグ屈指のリードオフマンになった。
また、和田一浩が本塁打9本だが、成績がかなり改善したこと。そして井端も成績がアップした。ただ森野は低迷したままだ。
めぼしい新戦力は、44歳になる山崎武司だけ。チームにはほとんど貢献しなかったが、現役を継続するとのこと。
オフェンス面各データのリーグ順位。

リーグでの打撃の順位は大幅に改善した。
これだけをとれば喜ばしいが、大島が躍進した以外の顔ぶれはほとんど変わらず。堂上、平田といった中堅どころがレギュラーを奪えなかった。
また、夏場に故障がちだったが、今年も24本塁打を打ったブランコの去就も気になるとことだ。DeNA移籍が決定的と言われる中、新外国人がその代役を務められるだろうか?
レギュラーの平均年齢は35歳を超える。「新」とつく戦力が働かないと、明日の展望が開けない。
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コメント
コメント一覧
ブランコ、ソト、ソーサの退団の可能性は高そうですが、補強情報は今のところ無し。
スタメンの平均年齢の高い中、仲良し采配で山崎を使いそうで、お先真っ暗です。
とにかく引き際をわきまえない山崎にはへどがでますわ。
これで福留まで獲得するようなら来年は応援ボイコットします。
それの回復を促しながらも勝つという難しい
ミッションを高木監督はよくやったと思います。
この路線を続けていければ未来は明るいでしょう。
もちろん、1年や2年で簡単に回復できるものではありませんが。
同じように巨人が異常に強かった2009年と比較しますと、あの時の中日は対巨人8勝16敗とお得意様にされてしまいましたから、今年の10勝11敗の方がはるかに善戦していますね。CSの対巨人戦でも2009年は1勝にとどまりましたが、2012年は3勝を上げてあと一歩に追い詰めました。
それにしても、落合前監督の支持者とそうでない人との間での内輪もめ、どうにかなりませんかね。落合監督の個性の強さと退任の過程などによって、熱烈な支持者がネットにも多数いて、「2004年の強さは前監督の遺産はゼロで全て落合監督の手柄、2012年の強さは高木監督の手柄はなく、ほとんどが落合監督の遺産」のような矛盾した発言をするため、それに反対する人は落合監督を全否定してしまう。
もっと実りのある議論になることを望みますね。
しかし、リーグ全体でスラッガーの枯渇化が顕著な現状でブランコを出してしまってほんとにいいんでしょうか。相当の条件でも引き留めるべき人材だと思うのですが。いずれにせよ平田に掛かる期待は大きいでしょうね。
ところでチームのオフェンスデータの表、間違ってるような気が。
一歩間違えば、阪神のようなザマになっていたかもしれず、和田や井端が成績を戻したところで素直に喜べないところです。
年齢を考えれば、2人とも落日の前の最後の余光といった趣で、もう大きな向上は期待できません。若手に頑張ってもらわねばなりませんが、外野はまだしも、内野は人材不足のきらいがあります。
外野は大島がレギュラーを完全に奪い、平田、堂上兄あたりで和田の牙城を崩す意気込みでやってもらいたいところです。
内野はアライバの後継が定まらないのがネック。特に堂上弟は、あれだけチャンスをもらいながら、この2年でそれらを悉く潰してきた印象があります。
かといって、他の内野手も伸び悩み気味。森野は年齢を考えればもはや不調とは呼べなさそうな雰囲気も持っているので、高卒1年目ながらファームでは本塁打王(といっても6本ですが)になった周平にいっそ期待したくなるというものです。
一部で新外国人加入のニュースが流れていますが、昨年のAAAの成績を見る限り、ブランコとは全くタイプが違いますね。マスコミの見識を疑いたくなります。「中距離ヒッターで二塁手、しかしユーティリティ」とのことですが、数年前にいたある外国人選手を髣髴とさせるので、嫌な予感がしています。
親落合と反落合の溝がそう簡単に埋まるとは思えませんな(苦笑)
とにかく世代交代がカギとなるでしょうねこのチームは
アライバ・谷繁・和田と相変わらずベテランが多いですから。
彼らをスタメンから引きずり落とせる若手が出てくることを望みます。
もう少しで巨人・松本(青い稲妻の方)の規定打席到達者最低打点記録を下回るところでしたが、なんとかクリアしました。
しかも大島の場合、松本と違って3割を超える「打てる」選手ですから、余計にネタになってしまいましたw
大島が40打点くらいになるだけでも中日はぐっと優勝に近付くのではないでしょうか。