テキサス・レンジャーズ=TEX打線は、大きな補強をしなかった。働き盛りの強打者がそろっており、その必要がなかったからだ。

前半戦はジョシュ・ハミルトンが強烈な働き。5月には1試合4本塁打を含む7試合9本塁打18打点。打率4割。リーグの脅威となる活躍だった。
ハミルトンが鳴りを潜めると、8月にはエイドリアン・ベルトレが18打数11安打5本塁打の活躍。
チームはこうした“噴火”によってペナントレースをリードしてきたが、9月後半に入って打線は完全に鳴りを潜め、チームの勢いも急停止した。
結局、大股で追いかけてきたオークランド・アスレチックス=OAKに最後は並ばれる。10月3日の直接対決では、ハミルトンに致命的なエラーが出た。
1試合だけのワイルドカードゲームではダルビッシュが高騰するも敗れ、失意のうちにシーズンを終えたのだった。
打撃成績のリーグ順位

リーグ2位の打線は健在。ただ、気まぐれな打者たちに振り回された感が強い。
オフに入って激震が起こる。チームの中心、ハミルトンがライバルのロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAに移籍。
チームリーダーとして活躍してきたマイケル・ヤングもフィラデルフィア・フィリーズ=PHIに移籍。この選手はベルトレなど選手が移籍するたびにポジションを変更させられてきた。イチローのライバルだった時期もある安打製造機だが、ついにチームを離れた。これは大きいのではないか。
さらに強打の捕手、マイク・ナポリもFAで移籍が確実視される。
チームはナポリ同様の強打の捕手、AJピアジンスキーをシカゴ・ホワイトソックス=CWSから獲得。
捕手としてはソトとの2プラトンで起用。あとはDH、一塁での起用か。守備面では問題があるがナポリの穴埋めにはなろう。
しかし、戦力の大幅ダウンは否めない。フロント陣への非難が集まっている。ストーブリーグでの劣勢を挽回できるのだろうか。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。今日は定岡正二

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
コメント
コメント一覧
ピアジンスキーはとにかく評判が悪いし今年の突然のHR増加で薬物疑惑もあるので補強になるかどうか…
良くチームの窮地を救った訳で、私は個人的には
とても好きな選手ですよ、彼。
ただなー、テキサスに馴染むかなー?