門倉健は、約5900人いる歴代NPB出場選手のなかで、6位タイで背が高い日本人選手だ。ダルビッシュが出るまでは5位だった。今話題の大谷翔平と同じサイズ。とにかく、大きな投手だった。
東北福祉大学では金本知憲 、和田一浩らとチームメイト。95年中日にドラフト2位で入団、先発投手として活躍するが、コントロールが大雑把なうえに、球速もそれほどではなく、二線級の扱いだった。

ken-Kadokura


ただ角度のある球は重たく、ファウルになることが多かったこともあり、奪三振は多かった。

中日から近鉄、横浜と先発投手としてまずまずの成績を上げたが、常に勝敗は拮抗し、ぴりっとしない印象があった。

これは、ウィニングショットというべき球をもったいなかったことも大きいだろう。フォークやスライダー、カーブも投げたが、抜群のものはなかった。
また、気持ちの上でものんびりしたところがあったのではないか。
巨人ではほとんど活躍しないままに終わった。

この間、2度MLBに挑戦しているが、結局アメリカではMLBでもマイナーでも公式戦では投げていない。

2009年からはKBOで投げた。相変わらず四球は多かったが、2010年には14勝を挙げSKの優勝に貢献した。

しかし三星に移籍した2011年は成績が急落、2012年は社会人で投げたり、トライアウトを受けたりしたがプロへの復帰はかなわなかった。

NPBでもKBOでも似たような成績。
ピリッとしたところがなかった投手という印象。



ただ、どこかユーモラスで、憎めないキャラ。名物男のような存在だった。こういう投手もいてよいのではないかと思った。

ken-Kadokura-2


クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。本日は香田勲男

Classic Stats


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!