自殺する元プロ野球選手は決して少なくない。MLBでもライアン・フリールが自殺した報を聞いたばかりだった。
趙成珉は、とにかく背が高いことが目立っていた。今日は門倉健の引退を紹介したが、門倉よりもまだ1cm背が高い。
大きいだけでなく、球は速くて威力があった。素材だけでいえば、抜群だった。

KBOを経由せずにNPBに入り、98年にはローテーションの一角を占め、オールスターにも出場。
千葉マリンスタジアムで行われた第2戦、セの2-3で8回から投げた趙は秋山三振、イチロー中飛、武藤三振と三者凡退。9回セが同点に追いついてなおも登板し、野口を三振に切ってとるが初芝に二塁打を打たれ、高木大成を敬遠、大村を右飛にしたものの松井稼に四球、最後は代打タフィ・ローズに二ゴロを打たせて抑えきった。
オールスターとは思えない緊迫した登板だったが、この試合で右ひじを痛めたという。
以後、成績が急落。
韓国に戻って一時引退していたが、2005年にKBOで投げ始める。しかし球威は戻らず、3年で引退した。
残念な成績で終わったが、韓国ではスター選手であり、有名人だった。
死の経緯についてはこのサイトの守備範囲ではないので言及を避けるが、トミー・ジョン手術という選択肢はなかったのか、と思わずにはおられない。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。本日は香田勲男

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コメント
コメント一覧
高野光・伊良部...悲しくなりますね。
オールスターでの故障の件ですが、自殺のニュースのあとにネットで知ったのですが、オールスター前に少し違和感があったようですね。
オールスターの時の監督は横浜の権藤さん。
ベンチには大魔神佐々木しか残っていない状況で、連投を避けるために長いイニングを投げさせたとか?
この時、チョ・ソンミン自身も敵軍の将に故障を知られたくなかったから言わなかった....とか。ベンチに巨人軍のコーチ陣がいなかったということも影響したとか....
故障した原因がわからないので何とも言えないですが、トミー・ジョン手術という選択肢もたしかにあったかもしれないですね。
巨人軍は外様に優しくないからそこまで考えなかったのか?にしてもな...
この一報にあたって、(私が確認した限りで)コメントを出した元巨人軍の選手は、清原・槇原でした。寂しいですね。
降板を申し出たが権藤に握りつぶされてムリヤリ続投させられたのが
故障の原因だと聞いたことがありますが。
ジャイアンツ入りした時に、7年契約をしたのではなかったかなあ。
オールスター前の前半戦は、それこそ大砲の弾のようにボリューム感のあるストレートを投げ込んでいて、才能がいよいよ開花したなと思っていたのですが、非常に残念でした。それにしても自殺とは。。
ソンミンが故障したオールスター戦はテレビ観戦していた記憶があります。ソンミンはマウンド上からベンチに向かって、降板したいというアピールをしていました。
しかし、その時点ではソンミンの表情にもそれ程までの悲壮感はなかったように記憶しています。ベンチでは大魔神佐々木が苦笑いしながら、ソンミンに向かって、身振り手振りで『行ける行ける』という仕草を見せていました。
自分は巨人ファンですので、その時、ソンミンのことが心配になったのですが、あれがソンミンの選手生命を実質的に絶つ程のことになるとは。。
今の時代であればトミージョン手術を受けたでしょうし、年齢的にも十分復活できたのでしょうが、当時はまだ、『投手が肩肘にメスを入れたら終わり』という風潮も根強かったように思います。
返す返すも残念です。
2000年,2002年とも,復帰した直後は好投したのですが,すぐ怪我で離脱してしまいました.
肘もですが,膝にも大怪我を負っていたはずです.長期契約をしたこともあってか,巨人は良く面倒を見たものだと思います.
ところで,趙成珉ってトミージョン手術を受けてませんでしたっけ?
ジョーブ博士の手術を受けた,というニュースを見て,桑田と同じかと思った記憶がかすかにあります.
調べても個人のブログくらいしかヒットせず,確かなソースは出てこないのですが.