調べた限り20人の新外国人(テスト中、育成枠含む)が、新たに日本プロ野球にやってくる。投手が7人、野手が13人、MLB出場者が14人。今オフは大リーガーが多いように思われる。

何といってもアンドリュー・ジョーンズが目玉。本塁打王にも輝いた正真正銘のスター選手だった。⇒関連記事
オールスター出場経験があるのが、アンドリュー、ホセ・ロペス、ブライアン・ラヘア。ラヘアは、去年出場している。さらにMLBで規定打席に達した選手がフレッド・ルイス、ケイシー・マギー。ヘクター・ルナも1年だけだが100安打を打ったことがある。
⇒関連記事 ラヘア マギー
つまりMLBで一時にせよレギュラーを張った野手が7人もいる。これは例年よりもかなり多いように思う。
しかし、年俸の最高は、アンドリュー・ジョーンズの3億円。それほど多い感じはしない。以前と違って相手の言い値ではなく、しっかり交渉したのではないかと思われる。
総じて、投手陣は小粒だ。
パディーヤは2010年のロサンゼルス・ドジャースの開幕投手。力は落ちているが実績は十分。⇒関連記事
これに続いてパナマ人のマニー・アコスタが実績のある投手だと言えよう。ダニエル・カブレラは規定投球回数に2回達しているが、コントロールが悪い。おまけに2010年のトミー・ジョン手術以来MLBで投げていない。中日のことだから、見極めたうえで獲得したのだろうが。バーゲセンも1度規定投球回数に達しているが、やや球威不足。
楽天は、ヤンキース傘下からの移籍が3人。在籍中のラズナーもNYY出身だから縁が深い。ポロとララは育成枠である。
日本ハムのアブレイユはテスト中。
実績から言えばアンドリューが圧倒的だが、NPBで活躍しそうなのは、やはり出世前の選手ではないか。MLB経験はないが中日のマット・クラーク、性格的に見て巨人のアコスタ、楽天のマギーあたりが順応しそうだ。またWBCイタリア代表のロッティーノにも注目したい。
ホセ・ロペスは実績ではアンドリューに次ぐが、29歳の若さでMLBで買い手がつかなかった。そのあたりが気になるところだ。⇒関連記事
少し前は、MLBではやや力不足といわれる程度の選手が、日本に来れば活躍したケースが多かった。阪神のマット・マートンなどその好例だ。阪神のコンラッドもこのクラスだ。⇒関連記事
しかし統一球導入以降、NPBはパワーヒッターを求める傾向が強いように思われる。ヤクルトのウラディミール・バレンティン、ソフトバンクのウィリー・モー・ペーニャらの実績を見てのことだろう。
ところでクレイグ・ブラゼルは買い手がつかなかった。20本塁打は間違いない選手で一塁守備もうまいが、行き場がないのだろうか。⇒関連記事
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1970年の救援、先発投手陣の成績

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コメント
コメント一覧
ついに日本プロ野球界もこのような時代になったのかw
継続タイプ、現役レギュラーはまだ当分先そうですが・・・。
5、6億払っても良いような外人は一部の球団しか会得出来ないし。
力がある投手はまず日本にこないんじゃないんですか
?
過去に日本にきた投手を見てみても来日前は150km超え速球だのふれこみがありましたが、
実際、見てみると140km前半~中盤。
コントロールはある人もいましたが適当が多く。
最近はガルベスのように闘争心のある選手が少ないw
来るとしても向こうで溢れた20代後半の選手ばっかりだし。
近年は中継ぎ起用されていますが、去年もMLBでまずまずの成績を残しました
じゃあ、ブラゼルはとくると、以前にも書いたように膝がどうしようもない、超鈍足、統一球で一気に成績を落とした、全球団が攻略法を熟知している、長打力の必要なタイガースが首を切ったぐらいですから、推して知るべしです。
ところでFukudomeとNishiokaという新外人はどこに・・・
ありゃあ、出戻りでしたね。この二人がコンラッド以上の金をもらっているという状態では。税金対策なんでしょうかね。
ドラゴンズとしては、戦力として見込んでいる外国人選手を事実上、総とっかえしたわけでして(2年目のディアスがなぜか残留しているのですが、ほとんど戦力にはなっていませんので)、彼らの活躍如何でチームの成績が大きく変動しそうな気配が漂っています。
ブラゼルですが、前回阪神に入団したときもシーズン途中からの入団でした。マイナーやメキシコあたりでのプレーで様子を見極め、いけると判断されれば、怪我人などが出て選手層が手薄になったチームが格安で買い叩くのではないでしょうか。
Kスタ外野縮小されることもあって、20本近くは打ってくれるのでは?と徐々に期待感が増してきているこのごろです。
先日、アンドリュー・ジョーンズと日本人投手のメジャーでの対戦成績を調べてみました。(2001年以降)
打率.321。106打数34安打、24得点、25打点、23三振、12四球、3盗塁、4二塁打、10本塁打。
死球、犠飛が不明なものの、ゼロとすると、OPSは1割越えしてきます。
しかし、2007年以降は17打数1安打0本塁打の.059に。
全盛期のジョーンズだったらなぁ・・・という結果にならないよう、お願いしたいところです。
僕の注目はホセ・ロペス。MLBでレギュラー格だった選手が、まだ20代のフレッシュなうちに見られるなんて、なかなかない事ですから。
とはいえ広尾さんが仰るように、この若さで買い手がつかないというのは、それなりに理由があるんでしょうね。
中南米に多い早熟な素質上位型で、もう伸びしろがないと判断されたのでしょうか。最近は太って二塁手ではキツくなってきましたが、三塁手にしては打撃が物足りない。使いどころが難しいんでしょう。
・速球にはめっぽう強い。あのチャップマンから完璧な本塁打を打ったほど
・真ん中は引っ張り、アウトコースは右打ちできる。ただし直球限定
・基本的にはプルヒッター。よく打球がシフト守備に引っかかる
・外角に沈む緩い変化球はだいたい引っかける。悪い時の松井と同じくゴロキング
・四球が極端に少なく、レギュラーイヤーでも平均25程度。セイバー派には嫌われるタイプ
・三振は少ないが、変化球を引っかけての併殺が多い
・年々ボディラインが横に進化。守備の動きはだいぶ緩慢に
・二塁手としてはもうギリギリだが、三塁手としては優秀な守備数値
・肩はいいので一塁固定ではもったいないかも
・ちょっと抜けてる。愛すべきアホキャラ。凡ミスやポカが多い
・マイナーでは圧倒的な成績
う〜ん、考えれば考えるほど日本で活躍しそうな要素は見えてこないのですが、MLBほど極端なシフトは引かないチームが多いので、ゴロが抜けての安打は多少増えるかも知れません。
どうせ難しい球は打てないタイプなので、直球の失投をどれだけスタンドインできるか、でしょう。
マイナーリーガーを億以上の年俸で二名も獲得しといて・・・
丸々と太った顔にパーカーのフードが映え、まるで引退後のモハメド・アリのような貫禄でした。まだ何もしていないうちから、早くも黄色信号点灯といった風情です。(悪い意味で)今年が楽しみになってきました。
でも、相変わらずいい笑顔でした。そこに期待!
>丸々と太った顔にパーカーのフードが映え、まるで引退後の
>モハメド・アリのような貫禄でした。まだ何もしていないうちから、
>早くも黄色信号点灯といった風情です。(悪い意味で)今年が
>楽しみになってきました。
やばいぜ!長嶋さんじゃないけど、こりゃ、やばいぜ!
「楽天球団史上最低の補強劇」が岩村からジョーンズに移行しないよう、ファンとしては前を向いてその打棒を信じるしかないのではありますが。