まだ今季のチームが決まらない日本人MLBプレイヤーには、松井秀喜、福留孝介、川上憲伸、井川慶がいるが、ダルビッシュ有と青木宣親の入団が決まった時点で、野茂英雄がMLBに挑戦して以来18年目になる今年まで、どんな選手が海を渡ったのかを一覧表にしてみた。
一部球団名が変わっているケースもあるが、煩雑になるので2011年の球団名に統一。

J-MLB-20110120





この表はチームごとに見ていくと興味深い。日本選手をうまく生かしているチーム、そうでないチームがはっきりとわかる。

野茂を受け入れたロサンゼルス・ドジャース=LADは、黒人選手に最初に門戸を開いた球団としても知られているが、先進性、進取の気質を持った球団なのだろう。野茂以降も何人もの日本人選手が活躍している。

しかし、それを上回る実績があるのがシアトル・マリナーズ=SEA。もともと日系企業がオーナーだから受け入れやすかったのだろうが、佐々木主浩、イチローの成功以降、“日系チーム”の印象が定着した。今年は岩隈、川崎という新顔も加入し、3年ぶりにイチローは一人ではなくなった。これがどんな効果を生むか。

ニューヨーク・ヤンキース=NYYにも3年ぶりに日本人選手。このチームは伊良部、井川の失敗に懲りて慎重に選手を選んでいる印象だ。

ボストン・レッドソックス=BOSも日本人選手が多いが、ともにトミー・ジョン手術を受けた松坂、田澤は今年が正念場だ。

ここ2年日本人を多く獲得しているのが、テキサス・レンジャース=TEX。ダルビッシュが成功すれば、その動きが加速するかもしれない。

最も日本人の使い方が下手なチームはニューヨーク・メッツ=NYMではないか。このチームはMLBで実績のある選手を取らず、なぜか新加入選手ばかり獲得しているが、成功と言える例はほとんどない。長続きした選手もいない。日本人選手の待遇や、選手起用の仕方に問題があるのかもしれない。

野茂が加入した当初はナショナル・リーグの方が日本人に親しみ深かったのだが、最近は圧倒的にアリーグに偏っている。今年は12人の内10人がアリーグである。

今まで一人も日本人選手が在籍したことがないチームは、フロリダ・マーリンズ=FLA(今年からマイアミ・マーリンズ=MIA)とシンシナティ・レッズ=CIN。どちらもナリーグ。アリゾナ・ダイアモンドバックス=ARIは、今季初めての日本人選手、斎藤隆を迎え入れた。

この表に入っていない日本人MLBプレイヤーは村上雅則(64,65SFに在籍)だけだ。野茂英雄がたった一人で始めた挑戦は、これだけのフォロアーを生んだのだ。野茂はパイオニアとして殿堂入りする資格があると思う。






私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓