午前中の「WBCはペナントレースにどう影響するか?」は、巨人の投手陣への懸念を念頭に調べたものだ。
投手陣。えんじ色は規定投球回数以上。

2012年のQS数92は、阪神の95に次ぎ、広島とタイだが、内容的にはリーグ一といえよう。4人ともに他球団ならばエース級だ。
さらに宮國、小山という若手ローテーション候補もでてきているし、江柄子も期待できる。
ここにさらに菅野智之が加入するのだ。
抑えは山口鉄也、西村健太朗の鉄板コンビに福田、高木康、高木京、マシソン、田原。こう見てくると少し前のソフトバンクに匹敵する凄い顔ぶれだ。
ここにマニー・アコスタが加わる。制球はそれほど良くないが、球が速い救援投手。ほとんどの試合で抑えるが、ときどき大炎上するためにERAが悪い。球威があるのでNPBでは通用するのではないか。


WBCに出場している杉内、内海、澤村、山口が帰国して、どれだけ早くペナントレースに順応できるか。上手くコンディションを仕上げることができるか。

WBCの場合、登板過多よりも登板間隔が開いたり、練習がイレギュラーになることが問題かもしれない。それと精神的な重圧と、達成感によって、ある種の「燃え尽き状態」になるのかもしれない。
故障などは論外だが、今季の巨人投手陣で最大の懸念材料は「WBC後遺症」だと思う。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。木村恵二

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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2012年のQS数92は、阪神の95に次ぎ、広島とタイだが、内容的にはリーグ一といえよう。4人ともに他球団ならばエース級だ。
さらに宮國、小山という若手ローテーション候補もでてきているし、江柄子も期待できる。
ここにさらに菅野智之が加入するのだ。
抑えは山口鉄也、西村健太朗の鉄板コンビに福田、高木康、高木京、マシソン、田原。こう見てくると少し前のソフトバンクに匹敵する凄い顔ぶれだ。
ここにマニー・アコスタが加わる。制球はそれほど良くないが、球が速い救援投手。ほとんどの試合で抑えるが、ときどき大炎上するためにERAが悪い。球威があるのでNPBでは通用するのではないか。
WBCに出場している杉内、内海、澤村、山口が帰国して、どれだけ早くペナントレースに順応できるか。上手くコンディションを仕上げることができるか。
WBCの場合、登板過多よりも登板間隔が開いたり、練習がイレギュラーになることが問題かもしれない。それと精神的な重圧と、達成感によって、ある種の「燃え尽き状態」になるのかもしれない。
故障などは論外だが、今季の巨人投手陣で最大の懸念材料は「WBC後遺症」だと思う。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。木村恵二

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コメント
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傍から見るとそうなるのでしょうか。
しかし昨年のブルペン陣はいくら何でも出来過ぎであり、そんな中にあっても
開幕から暫くは山口と健太朗しか計算できず、その2人もポストシーズンでは不安定な姿を見せ、
マシソンは右肘痛で後半戦をほぼ棒に振り、今春キャンプでは左脇腹肉離れで2軍調整でした。
高木康は数字とは裏腹に僅差の場面では信用しかねる投手であり、
田原誠はシーズン終盤には痛打される場面が増え、ポストシーズンでの登板はありませんでした。
2010~2011年はやはり山口と久保しか計算できなかった事と考え合わせると、
ブルペン陣、ことクローザーについては盤石とは言いかねると思っています。
またアコスタは結果的には抑えるが内容は微妙という投球が続いており、
最近好調なボウカーに押し出されて開幕2軍の可能性も囁かれています。
WBC組については、内海・澤村・杉内は開幕カードで投げさせない旨を原監督が明言しています。
山口と野手3人については伝わって来ませんが、山口は内海らと同様に考えて欲しいですね。
野手陣はさすがに開幕不在という訳には行かないでしょうが。
あと細かい事ですが、須永の巨人移籍は2010年11月です。
それと星野は育成契約に切り替わってるので、表の右側でカウントして良いのか微妙な所ですが。
ただ、前が相当しっかりしてるんで、傍から見れば脅威ですよ。
留年縁故入団投手(また、誰かが怒りそうな表現)が今日も好投してますし。
ただ、去年の中継ぎ陣は出来すぎというのは同意、というか、打たれる方に期待してしまいます。
絵柄子、笠原は前後どちらでも使われるか微妙ですし、高木康成は元近鉄というだけで、スペックが想像出来ます。
使えそうなのは西村、山口のストッパークラス以外では高木京介ぐらいじゃないでしょうか。
自覚があるのなら使わない方がよかったですね
留年縁故入団投手、私も使おうっと。
失望しました
>高木康成は元近鉄というだけで、スペックが想像出来ます。
元近鉄なら何なんでしょうか?もうちょっと詳しく書いていただけると助かります。
>留年縁故入団投手
そういう言い方すればするほど彼は発奮して好投しそうですね。
私は素直に応援しますが。
既に使っていますしね。
万一山口が故障などしても、埋められるブルペンでしょう。
留年縁故入団投手は上手い表現ですね。
プロは結果の世界ですから、本人が結果を残せなければそうやって揶揄されるでしょうし、逆に結果を残せば、揶揄している人間の方が恥ずかしくなるでしょう。
菅野は自ら望んで、そういう道を選択したわけですから、結果は自分で引き受けるしかないですね。もっとも、菅野にはその覚悟がありそうなので心配していませんが。
ただし、沢山の投手が出てきて、それぞれの好不調時がかぶらないから相互補完して充実の投手陣に見えるという感じか。
「恥じらいの心」がある日本人なら、揶揄する表現は避けた方がいいですね。
「辛辣な批評」と「誹謗中傷」は紙一重。
穴埋めをする選手が出てきそうです。澤村・菅野で貯金作れたら大きいでしょうね。
投打とも最強なので、正直な処ある程度去年から失速してもらわないとペナントに面白みが出ません。
他チームはエース級を徹底的にぶつけて負かしにいって頂きたい。
私が言いたいことはお分かりだと思うけども。ふれない方がいいのではないですか。
CSで出し抜けを食らわせられる球団があるかどうか、と言うのが焦点ではないでしょうか。
コネ入社こと菅野さんは澤村と同程度の成績になるのではないかと想像します。
SB戦で先発したときは結構メロメロでしたし。
まぁ、澤村と同程度ということは相当な戦力増なんですが。
昨年後半に肩を痛めて今回の件、今年後半調子が悪かったりすれば二岡の二の舞も。
WBC組でいえば澤村に一皮剥けてもらうことを期待していましたが、相変わらずの勘違いパワーピッチングの繰り返し。解説者の桑田にこき下ろされていますが、筋トレより脳トレの重要性に気がついて欲しいところ。
内海には心配していません。山口はWBCよりこれまでの勤続疲労が気がかりです。
>くっち~さん 私はその程度の揶揄は全く気になりませんので心配なく。「東海大シンジケート投手」とかの表現もありますよ。
菅野は思ったより留年期間に野球頭脳を磨いたのではと期待しているところです。
>Gファンですがさん
ご迷惑をおかけしております。わたしゃ贔屓球団の選手・首脳陣でもボロクソ書いてますので。
菅野は一年休ませてるんで、試合感以外は心配がないような気がします。恐ろしいことです。
>古都散雲さん
「いてまえ打線」と称された打撃のチーム、リーグ制覇した時ですら、規定投球回数に達したのは前川のみ、その防御率も6に近い有様、投手をとっかえひっかえしながら、打線の爆発を待って戦っていたチームなのですから。
皆、豪快と勘違いしてたのですが。
ここ数年、巨人の補強はだいぶ上手になったなあ、と感心していたのですが、今オフはあまりセンスを感じない。投手は現状に満足してしまった観もあります。
「鉄腕」山口も所詮は人間ですから、いつ凋落が始まるか分かりません。同じように「鉄腕」と呼ばれた阪神・久保田のケースもあります。格好いい二つ名でベンチの酷使を糊塗してはいけないと思うんですよね。
>くっち〜さん
ノムさんの著書を読むと、近鉄出身というだけで選手の評価が下がるのが面白いです。よほどあの大雑把な野球スタイルを苦々しく思っていたんでしょうね。
2005年 神 3.24①→3.13② ソ 3.46①→3.13②
2006年 中 3.10①→3.59③ 日 3.05①→3.22②
2007年 巨 3.58②→3.37② 日 3.22②→3.54①
2008年 巨 3.37②→2.94② 西 3.86②→4.01③
2009年 巨 2.94②→3.89③ 日 3.65①→3.52①
2010年 中 3.29①→2.46① ソ 3.89②→2.32①
2011年 中 2.46①→2.58② ソ 2.32①→2.56①
2012年 巨 2.16①→ ? 日 2.89②→ ?
通算 3.14 → 3.14 3.35 → 3.19
分業制が進展して主力投手の負担は減ったとは言っても、その代わりに使えそうな投手を中継ぎや抑えで総動員したせいか、1990年代後半~2000年代前半は優勝すると翌年に投手陣が急落する例がずいぶん目についたけど、2000年代半ば以降の優勝チームは翌年も投手陣はけっこう安定していますね。
投手の起用法や調整方法が進歩したのか、打撃優位の状況が変化してきたからか、CSの導入で公式戦で無理に勝ちにいく必要が無くなったからか、理由は分かりませんが。
近年の傾向だと巨人投手陣が大崩れする可能性は低そうだけど、2009年優勝の翌年のような例も。あの時は大活躍した外国人投手達が翌年揃って不調でしたね。
10年の巨人投手陣不調は尾花コーチの有無が8割かと思います。
巨人のチーム防御率は尾花コーチの就任から改善され、横浜監督就任による退任から悪化していましたから。
大した補強をせずに(強いて言えばドラ1のドラ息子)、WBCの影響もあり、成績がどう推移するのか・・・。
個人の成績に浮き沈みはあっても、最終的には昨シーズン同等の成績になるかなとは思います。
Ginさんも指摘していますが、投手陣の成績が急変するときは投手コーチの存在が大きいかなと思います。
そういった意味で、吉井コーチの抜けた日ハム投手陣がどうなるか、にも注目しています。
尾花が就任した年の各球団の防御率推移を見ると、監督として入団した横浜以外は前年に比べて大幅に上昇しているケースが目立っていて、投手コーチとしての手腕を高く評価されるだけの実績を数字的にも挙げていますね。
ロッテ 3.27③←4.50⑤
ヤクルト 3.26①←4.00②
ダイエー 3.65④←4.02④
巨人 3.65③←4.80⑥
横浜 4.88⑥←4.36⑥(監督)
次は尾花の退団直後の各球団防御率推移。
ロッテ 3.68④→3.84④
ヤクルト 3.69③→4.23④
ソフトバンク 3.46②→3.13②
巨人 2.94①→3.89③
横浜 3.87⑥→3.76⑥
ロッテ・ソフトバンク・横浜はそれほど大きな変化は見受けられないようです。ヤクルトと巨人は目立って悪くなっているけど、翌々年は急回復。退団した年が丁度不調の巡り合わせだったようにも見えます。
案外影響は少なく思えるけど、その球団と選手たちに育成・技術・運用などの手法がある程度伝わっていれば、後はそれを活用して自分たちでそれなりにやっていくという部分もあるのかもしれないです。
おお!細かい数字ありがとうございます!
確かに選手たちにとって尾花コーチ退任後一年間は自分達で試行錯誤する期間なのかもかもしれませんね。
あと、なんだか後出しジャンケンみたいで言うことを増やすのは気が引けるのですが、10年の巨人の後任投手コーチが"名選手名コーチに非ずの典型"と一部で囁かれてる斎藤雅樹コーチなんですよね……
そこで一度しっちゃかめっちゃかになった可能性もあるかもしれません。