昨日のPool2敗者復活をかけたプエルトリコvsイタリア戦は、ドミニカvsイタリア戦とよく似た結末となった。

イタリアはもはやエース格のマエストリ、プエルトリコはスペイン戦に続いてアルバラード。つまりどちらも、昨年NPBで投げた投手。NPBの選手鑑定眼は相当なものだと思う。
ともに1回にチャンスがあったが得点できず。イタリアは2回、3回も二塁打が出る。こと打撃に関しては、本場とそん色がない。
5回、1死後グラナトが安打で出塁、ニック・プントのバットが捕手ヤディア・モリ―ナのミットに当たって妨害出塁。デノーファの右前打で満塁、ここでこれまで当たっていなかったリゾに走者一掃の二塁打が出て3点先取。イタリアはまたしてもビッグイニングを得た。投手はセデーニョからラトーレに代わる。
プエルトリコは5回のチャンスを潰したのち、6回には1死から遊撃に飛んだ当たりが3つセーフとなり(1つは安打、2つは失策)1点。イタリアの遊撃、グラナトは凍りついた。ドミニカに負けたときも内野のまずい守備が反撃のきっかけになっていた。
マエストリの後を受けて好投していたクーパー。7回を三者凡退におさえたが、8回、ベルトランを歩かせてパグリースに交替。一昨年までAAで投げていた右腕だ。
しかし、イタリアは後から出てくる投手ほど力が落ちる。勢いを増したプエルトリコはモリ―ナが右前打、ここでイタリアはスイーニーにスイッチ。3年前まで日本ハムで投げていたが、38歳。しかしイタリアではこの投手も戦力だ。
スイーニーはアビレスを打ち取ったが、リオスにタイムリーを許す。さらに代打のフィゲロアが同点の犠飛。このときに一塁のアレックス・リオスもタッチアップで二塁を陥れた。
イタリアの外野手デノーフィアは歴としたMLB選手だが、内野との連携が悪く、進塁を許した。イタリアには焦燥感が漂う。
果たして、アンディ・ゴンザレスがグラナトから代わった遊撃、サントラの前にタイムリーとなる内野安打。
イタリアにはわずか1点を返す余力はなかった。
打つだけなら、イタリアは本場の国にそん色はない。また少数ながら良い投手もいる。しかし、ゲームを作るための救援投手、失点や進塁を許さない抜け目のない守備などの点で、劣っていた。
イタリアは「自分たちには何が欠けていたのか」を知ったのではないか。これから、イタリア野球は緻密に、クレバーになるのではないか。
そういう意味で、イタリアは「良き敗者」だったと思う。好ゲームだった。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1972年の救援投手陣セリーグ 星野仙一のキャリアSTATSが変わる?
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コメント
コメント一覧
私も似たようなことを考えておりました。
イタリアは「カルチョの国」であり、そのサッカーにおいては緻密な戦術とそれに基づく強固なディフェンスこそが強さの淵源として世界的に知られていますが、そこには当然、イタリアの国民性も反映されているはずです。
しかし、野球においては、本国の選手が少ないこともあって、そういう国民性とは無縁なところで発展したのかもしれません。
イタリア系移民のMLB選手は、ディマジオ、ヨギ・ベラなど古くは強打者が多く、その影響もあって、優秀な選手は打者を目指そうとするのかもしれませんね。
イタリアは可哀そうでしたが、良い試合だったと思います。国内リーグでそういう文化を醸成してほしいですね。カテナチオ野球とか。
昨今の経済危機をみても、ティフォシの生き様を見ても、熱狂的で周囲を見ないような気がしますが。
え、それは大阪人だって?
オランダがあれなので、純然たるヨーロッパ勢として応援したくなります。
こういったチームが話題になり、切磋琢磨の機会があるのはWBCならではと考えますので、これからも盛り上がってほしいですね!
社会人とか独立リーグとかもちろんNPBも含めて
日本でプレーする選手が増えてくるとWBCを見る楽しみが増える。
交流が活発になることによる相乗効果があればもっと楽しくなると思います。