念入りにスパイクでマウンドを削るダルビッシュ。客の入りは悪いが、千両役者の貫録。目つきの悪い捕手だなと思ったら、ピアジンスキだ。
Dar-20130403


1回、セットポジション。立ち上がり、制球にやや難があるがカットボール、スライダーが素晴らしく切れている。2三振と2ゴロ。ユニフォームの胸のあたりをぎゅっとつかんで安堵するダルビッシュ。

2回、速球系のすっぽ抜けが2つ。マダックスコーチはやや心配顔。スライダーで2三振。球数が多い。アンキールに対しては96マイルの速球がズバッと決まった。この短い間に修正がかかっている。万全とは言えないが、力量差がある。

3回、1点を取ってもらったダルビッシュは、カッターのコマンドが良くなった。こうなるとスライダーが生きてくる。ヒューストン・アストロズは手も足も出ない。3回で43球。乗ってきた。

4回、速球が決まり始める。こうなると変化球が生きてくる。アルトゥーベ、ウォーレスともに最後の球は鉄板でスライダーと打者にも分かっていたはずが、かすりもしなかった。スローカーブもストライクになる。
ペーニャは97マイルの速球で空振り三振。カッター、スライダーが切れて、ものすごい速球も投げる。すごすぎる。怖いのは一発だけだ。4回パーフェクトで61球。
味方は安打は出るが攻めあぐむ。ベルトレがブレーキ。

5回、甘く入ったカッターをカーターが左翼深くに運ぶが中堅ジェントリーが辛くもキャッチ。続くアンキールの右前打になりそうなライナーも一塁モアランドが好捕。コントロールが甘くなっている。しかしマクスウェルは三球三振。まだパーフェクト。

6回、ジェイソン・カストロは明らかなボール球を空振り。焦りが見える。コーポランの当たりはヒット性だったがモアランドの正面。ゴンザレスも1ゴロ。まだパーフェクト。ドキドキしだした。82球。
昨日から守備でさえなかったキンズラーが2ラン。今日のダルにはもうこれ以上の得点は不要だ。


7回、一番振れているアルトゥーベだが初球を打ち上げて二飛。ウォーレスは三振、自己新の12個目。90球。ペーニャはバットを折って1ゴロ。場内に異様な空気が漂う。ブーイングあるいはユーイングが起きる。
TEXはさらに追加点。
TEXベンチに動きが。マダックスコーチがブルペンに電話。
カークマンなどの救援投手が肩を作り始める。マダックスコーチとダルが話。「打たれたら代えるぞ」というところか。
ダルは背中がやや張っているようで、ベンチはこれに配慮した模様。

8回、カーターとはフルカウントから息詰まる勝負。三振。空気が重い。ピアジンスキもがちがち。アンキールも見逃し三振。場内から大声援。えらい試合だ。マクスウェルは初球二ゴロ。107球。しびれる試合。
ダルビッシュは水分補給。周囲には誰もいない。
また追加点、ワンサイドゲーム。しかし得点経過を気にする人はもういないだろう。

9回、マウンドに上がるダルビッシュ。ベンチスタッフは目をそらす。ユーコールが起こる。場内には立ち上がる人も見える。
カストロ、コーポラン簡単に転がす。この重圧に耐えかねているようだ。2死場内騒然。
ゴンザレス、ダルビッシュの股を抜く中前打。ダルは唇をかんで苦笑い。彼のフィールディングで安打にしたのだから悔いはない。

ワシントン監督がすかさず出て交代。
ため息がでる。完封させてやりたかったが。
野球のすごさが骨身にしみる。なんちゅうことしてくれるねん!


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