ミゲル・カブレラ、プリンス・フィルダー、ビクター・マルチネス。今年のデトロイト・タイガース=DETの中軸はすごい。この強面打線に、岩隈は手も足も出させなかった。
大エースジャスティン・バーランダーとの投げ合いだったが、そういう気負いもなかった。この日はシンカー、スプリッターが抜群のキレ。DET打線はこの二つの球種をひっかけて凡打の山を築いた。

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4シームは92マイルまで、150km/h越えのボールはない。しかし、そのことで速球系の球が、シュート回転に曲がるのか、落ちるのか、そのまままっすぐ来るのかが分かりにくくなっていた。

1回、カブレラにフェンス間際まで行く大飛球。セーフコが広くて助かった。

2回、フィルダーにはきれいに合わされて安打を打たれたが、ビクター・マルチネスを2ゴロ併殺、そのあとにペラルタに中前打。DETの攻撃はちぐはぐだった。

3回は3球ずつで三者凡退。

4回は、カブレラに安打を打たれたが、フィルダーを併殺に打ち取る。DETの中軸は、3人併せて400kgになろうかと言う「重量打線」。面白いように併殺が取れる。

5回、ビクター・マルチネスに四球を与えるも後続を丁寧に料理する。

6回、さらに投球が冴えわたり、10球で三者凡退。
まだ70球と言う少なさだったから、バーランダーとの投げ合いは続くと思っていたが、キャップスに交替。右手中指内側のマメがつぶれたようだ。

この回にバーランダーを代打シーガー、チャベスが打ち込んで2点を取っていただけに、降板が惜しまれる。



岩隈は今季、タイムリーヒットを1本も打たれていない。失点はすべて本塁打。塁上に複数の走者を置いたことも1度しかない。冴えわたっているという感じだ。
マメは大事に至らないのではないか。

4登板で21.2回を投げて277球。すばらしい効率でイニングを消化している。
この調子が続くなら、SEAにはダブルエースが誕生という声も上がるだろう。
みていて楽しい投球だった。


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