調子がいい。そして、相手打者との間には力量差がある。ダルにとって今日の課題は、自分の投球を追い求めることだったのではないか。

1回裏、ダルはボージャスに対し、外側低めに慎重に投げるが、スライダーを見極められ歩かれる。コントロールミスではなかった。
今日は速球が走っている。トラウトをスライダーで空振り三振。プホルスは速球で0-2と追い込んで、誰もが速球と思うところで、期待通り速い球を投げ込んで三振。しびれる勝負だ。ハミルトンは左飛。
2回裏、スライダーを3球続けてトランボに安打を打たれるが、今日は速球が素晴らしい。ケンドリックを三球三振、ハリスも速球で併殺に打ち取る。ダルはすでに「上から目線」。
3回裏、下位打線2人との勝負は、スライダーの投げ分けを楽しんでいるようだった。意地でもこの球で三振に仕留めようという感じ。この回も問題なし。
4回表、MLB初先発のロスがTEX打線につかまって降板。大量9点、ベンチでのダルの口が「もうええのに」みたいに動く。
ハーシュレット球審に投球が当たるトラブルもあって、長々とTEXの攻撃が続く。試合の興味はダルの奪三振くらいしかなくなった。
4回裏、ダルは味方の攻撃中も体を動かし続けていた。トラウトやプホルズとの勝負をダルは楽しんでいる。プホルズは力押しで中飛に。ハミルトンの一ゴロ、ダルは一塁ベースカバーで左足を滑らして内野安打に。足と腕に土がつく。しかし、後続を断つ。問題なし。
5回裏、ダルは速球とスライダーが冴えわたる。打ち取ることではなく「どの球でどう打ち取るか」にこだわっているようだ。この回は三振を取りたかったのだろう。イアネッタの四球もダルは打ち取ったつもりだった。緩いカーブで最後は三者三振。81球。7回程度か。
6回、バークマンの右翼線いっぱいの一発が入る。11点。
6回裏、今日のLAAは8人が右打者。スライダーが面白いように決まる。トラウトはスローカーブを見逃し。やりたい放題である。プホルズに安打を打たれたがハミルトンを三振に切って取る。100球。どうやらここでお役御免。
今後の日程の厳しさを考えれば、ダルを温存したいということか。誰が投げても11点差を返されることは無かろう。
レベルの高い投球を見せたダルビッシュ。ノーヒッターやパーフェクトに挑戦する機会は、近いうち再びめぐってくるだろう。
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コメント
コメント一覧
バッターが追い込まれているのに簡単にストレートを見逃すのが気になる。
サイヤング賞への山を登り始めましたかね?
あとは去年の夏前の様なシーズン途中に来る不調とどう折り合いをつけるかでしょうね。
このまま行けば、まずはオールスターが楽しみです。
メジャーリーガーとの勝負をホントに楽しんでいるように見えましたね。
トラウト、プホルスとの対戦は見ごたえがありました。
この際、球数が多いのはしょうがない。
今後も楽しみです。
HOUとSEAが同じディビジョンにいるのも有利だと思います。
ただ毎回「80点」とれるピッチングが持続できるのを期待しています
逆にハミルトンの抜けたレンジャーズは、WHIP1.16、ERA2.76で共にリーグ1位という、投手主体のチームにすっかり生まれ変わりました。その中心にダルビッシュがいることは言うまでもありません。LAAとTEX、どちらの戦略が正しかったのかは、チーム順位を見れば明らかでしょう。
いまのところダルの奪三振は49でリーグトップ。2位のバックホルツが39なのでだいぶ差をつけています。他の数値を見てみると、WHIP0.80のダルの上に1人だけ君臨しているのが、WHIP0.73の岩隈。
それから被安打率.145のダルの上には、1人だけ.116のマット・ムーア(TB)という投手がいる。ムーアはERAも1.04でリーグトップ。2位はバックホルツの1.19、3位がダルビッシュの1.65です。
というわけで気が早いですが、今年のアリーグ投手各賞はダルビッシュ、ムーア、バックホルツの3人を中心にした争いになるんじゃないでしょうか。体調次第では、岩隈がそこに絡んでくる可能性もあるでしょう。
もちろんヘルナンデス、バーランダー、サバシアら実力者は今年も健在ですが、ややピーク時の圧倒的な支配力からは落ちたか、という印象がデータから感じられます。
昨年好調だったプライス、ディッキー、セールらは苦しいシーズンになりそうです。あと、地味にマスターソン、コローンらがキャリアハイの成績を収めそうな勢いです。
三振だけを見れば、そこにシャーザーが加わってくるように思います。
シャーザーの奪三振率はリーグ有数の高さですね。たしかに有力な受賞候補ですが、今年は出入りの大きな投球で、打ち込まれた試合もあります。彼の場合、どれだけ交代させられずに長いイニングを投げられるかでしょうね。そうすれば結果はついてくるでしょうから。
もうひとつ補足。ダルビッシュの被安打率の凄さについて。
対左打者.197 対右打者.082 という恐るべき数値。これでは右打者はほとんどノーチャンスですね。LAA戦でも右打者の外角に横滑りしていくスライダーが面白いように決まっており、あれがある限り打たれる感じはしないです。
今年のダルビッシュは、本当にとんでもない仕事をやりそうで楽しみです。