この夏の甲子園、第95回高校野球選手権大会から、試合日程が一部変わる。準決勝の前に休養日が設けられるのだ。
要するにこういうことである。

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これまで、2試合ずつ2日に分けてやっていた準々決勝=ベスト8を1日でやって、準決勝までに1日休養日を設けると言うのである。
これで3連戦がなくなる。
甲子園大会に休養日ができるのは、史上初のことだ。

2003年までも、準々決勝を1日でやっていた。しかし休養日はなかった。

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非常に遅ればせではあるが、こういう形で連戦を避ける施策がされるのは良いことである。
日本の8月の平均気温は、ここ30年で1.13度上がった。最近は、35度を超えることも珍しくない。
いくら若くて鍛えているからと言っても、熱射病で死者が出るような気候で野球をするのは、リスクが高すぎる。
こうした措置は、もっと徹底的に行うべきだ。

まず、決勝と準決勝の間にも休養日を設けるべきだ。

試合開始時間を早朝とナイターに分けて、日中の試合をできるだけ減らすことも有効だと思う。

また、夏の甲子園では、1人の投手が投げる球数は、2日連続で合計150球を越えてはいけないとか、完投した翌日は30球以上投げてはいけないとか、投手の酷使を避けるような施策があっても良い。

そんなことをしたら、大エースを擁する無名校が甲子園に出る機会が失われるというかも知れないが、そういう投手が酷使で潰れることもあるのだ。
「複数の投手を育てること」を前提にしたチーム作りが一般的になれば、むしろ見いだされる投手の数は増えるのではないか。



甲子園大会に休養日を設けるのなら、地方大会の準決勝と準々決勝の間にも休養日を設けるべきだ。
原則として、地方大会でも、3連戦がなくなるように日程を組むべきだと思う。

「昔はもっと過酷な条件で球児たちは頑張っていた、今の子どもは」という向きがあるかもしれないが、昔は高校野球で体を壊しても、野球ができなくなっても、誰も問題にしなかったのだ。球児たちは泣き寝入りせざるを得なかったのだ。

ようやくまともな方向に歩み出したと考えるべきだ。
有為の才能が損なわれることが無いよう、もっとゆとりのある日程にすべきだと思う。


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