ここ数年、横浜が良い補強が出来なかったのは、良い選手がFAでどんどん流出して切れるカードがなくなっていたからだ。今季も村田修一がFA宣言し、巨人に移籍したが、実質上交換トレードのような形でアレックス・ラミレスを獲得した。これは悪い話ではない。
横浜DeNAの野手陣。



ラミレスは、まだ1~2年は働ける。よほどのことがない限り昨年よりも良い数字は上げるだろう。四球が極端に少なく、数字の割に貢献度は低いが、横浜の低レベルの打線にあっては、間違いなくプラスだ。
村田修一について、私は高い評価をしていたのだが、いろいろな数字を見て思いを変えた。彼は盛りを過ぎた感が強い。昨年の数字(.253 20本 70打点 OPS.744)は、統一球の影響というより、長期低落傾向の続きという感じだ。
外国人(ラミは日本人待遇だが)は、数字とお金に対して日本人よりはるかに強い執着がある。ラミと村田の収支は、ラミに分があるように思う。
また細山田に加え、巨人から鶴岡を獲得したのは良い補強だと思う。
しかし、ハーパー、スレッジの両外国人をクビにした穴は埋まっていない。後藤、小池という松坂世代の伸び悩み野手の獲得、中村紀の契約延長、見込みの甘さを感じる。
もうキャンプインだが、まともに動ける外国人を獲得する必要があるだろう(このチームの海外スカウト網はないに等しく、ろくな選手が来ないのだが)。
一塁に筒香が定着し、藤田一也あたりが伸びなければ、本当の意味で戦力アップはないだろう。新人では捕手の高城の評価が高いようだが、DeNAでは捕手は足りている。
年俸総額は『週刊ベースボール』によれば23.6億円から19億円に。20%の削減。万年最下位にもかかわらず経営者は本気で補強をする気はないようだ。DeNAの首脳陣は見通しの甘さを後悔することになるだろう。
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ラミレスは、まだ1~2年は働ける。よほどのことがない限り昨年よりも良い数字は上げるだろう。四球が極端に少なく、数字の割に貢献度は低いが、横浜の低レベルの打線にあっては、間違いなくプラスだ。
村田修一について、私は高い評価をしていたのだが、いろいろな数字を見て思いを変えた。彼は盛りを過ぎた感が強い。昨年の数字(.253 20本 70打点 OPS.744)は、統一球の影響というより、長期低落傾向の続きという感じだ。
外国人(ラミは日本人待遇だが)は、数字とお金に対して日本人よりはるかに強い執着がある。ラミと村田の収支は、ラミに分があるように思う。
また細山田に加え、巨人から鶴岡を獲得したのは良い補強だと思う。
しかし、ハーパー、スレッジの両外国人をクビにした穴は埋まっていない。後藤、小池という松坂世代の伸び悩み野手の獲得、中村紀の契約延長、見込みの甘さを感じる。
もうキャンプインだが、まともに動ける外国人を獲得する必要があるだろう(このチームの海外スカウト網はないに等しく、ろくな選手が来ないのだが)。
一塁に筒香が定着し、藤田一也あたりが伸びなければ、本当の意味で戦力アップはないだろう。新人では捕手の高城の評価が高いようだが、DeNAでは捕手は足りている。
年俸総額は『週刊ベースボール』によれば23.6億円から19億円に。20%の削減。万年最下位にもかかわらず経営者は本気で補強をする気はないようだ。DeNAの首脳陣は見通しの甘さを後悔することになるだろう。
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コメント
コメント一覧
クリンナップとしては失格ですね
昨季のままの成績に終始するなら6~7番で使う程度の選手かと
ただ今年はチームのお荷物であったTBSが去ったことが一番の補強だと思います。若手や中堅の藤田や筒香も来季からキチンとした形で使われ始めるはずですよ。
また私はDeNAがいくらお金を持っているとは言え、初年度から大金を注ぎ込んで補強する必要は無いと思います。今年のオフにどんな補強を行うかによって、親会社の本気度も分かる気がします。
それと、村田は2010年も同程度の成績だったのである意味、統一球の影響を受けていないとも言えるんですよね
だからどうしたというオチですがw
> だからどうしたというオチですがw
確かにそうとも言えます。今季に答えが出ますね。
1989年に中日とのトレードで中尾捕手を獲得したことがありました(相手は西本)。
この年、西本は自身初の20勝、中尾本人の成績はいまひとつだったものの彼のリードで巨人の投手陣が復活(山倉のマンネリリード打破)、日本一を奪回しました。
ぜひとも両者ウィン・ウィンの結果になれば。
盗塁が無いですし、レギュラーは張れないタイプではないでしょうか。
筒香がファーストでしょうから、サードに大穴があいたままなのです。腹をくくってここも若手起用枠でしょうね。
そして、ラミレスの加入で使いどころが無くなるのが下園、さしたる長打力も守備力も脚もない、七番レフトが最も似合う、スケールダウンしたマートンのような選手です。
ここにレフト守備では金本と壬癸(十干の下二つ)を争うラミレス(スワローズ時代からファーストの練習はさせてみるがすぐに嫌がる、実際にできないのだが)がやってくると、ライトに回さざるをえないのです。
いくら狭い横浜スタジアムとはいえ、センターが金城だと、走る気全くなし、バントする気無しだと、打線も組めないのではないでしょうか。
ただ、キャラクター的には横浜・中畑監督に合っていると思いますので、活躍できる機会は十分にあると思います。あくまでも、『打撃では』ですが。
ジャイアンツの外野は、ラミレスが抜けても、長野、亀井、高橋、谷、矢野、松本、橋本、(コンバートされる)大田と、数は揃っているので、そこまで穴は大きくないかと思います。
方やジャイアンツの内野陣は、昨年、サードをレギュラーで守っていたのが古城や寺内という、いわば『空いたポジション』になっていたので、ジャイアンツの内野事情を踏まえれば、村田の獲得は十分な強化ではないかと思っております。
(本当は、大田がサードで本格化して欲しかったのですが……)
私など古いGファンは張本の守備を見ているので、ラミレスの守備は苦になりません。
張本は左中間に飛んだ打球を追いかけるとき「イサオ~、イサオ~」とセンター柴田の名前を呼んでいました。それに比べれば・・・。
ご推察の通り、まだ30代前半の若輩者でございまして、張本の守備は噂に聞いた程度です。
ただ、張本の守備が100点満点中1点で、ラミレスの守備が10点だとしても、ともに大きく落第であることに変わりは無いと思います。
しかも、今は球場が大型化している状態。
外野守備のウエイトは高くなっているのではないでしょうか。
(※コメント内で、守備能力を得点化いたしましたが、これはあくまでも判りやすくするために例示したもので、ラミレスの守備が張本より10倍上手いというわけではありません。念のため)
打力はもちろん日本野球においては素晴らしいものがありますが、広尾さんも言っているようにラミレスの場合は四球が少なすぎます。
これだけ長打を打ち打率もある打者であの四球率の打者はちょっと記憶にありません。
好打者の指針とも言われるBB/Kという数値では4000打数以上では歴代ダントツのワーストです。
だから打撃の貢献では打率本塁打のわりに阿部、小笠原と毎年似たようなもので、故障をしないように手加減した守備面も考えたら球界野手最高年俸の5億というのは。
打点とHRによっぽど出来高でもあったんでしょうか。