toyora


唯一のMLB専門月刊誌『Slugger』のコラムニスト、また、かつてはスカイパーフェクTVのMLBコメンテーターとして活躍した豊浦彰太郎さんが、livedoorブログに引っ越してこられた。
MLBについていろいろ書いているくらいだから、私も英語のニュースソースに目を通しはする。しかし、スラングや微妙なニュアンスまでは理解できないことも多い。特に野球選手の価値観や、考え方の違いなどは日本語で書かれた二次資料を通して理解することが多い。

豊浦さんは外資系の企業での勤務経験が長いこともあって、日米の野球観の差異について興味深い分析をされる。

私が最近感心したのは、昨年、不振に陥ったダルビッシュがワシントン監督に謝りに行ったときに、監督から「謝るな!」と言われた一件をめぐっての豊浦さんのブログだった。
ベースボール・ジャーナルの転載分からご紹介する。

ダルが「謝るべきではない」理由

豊浦さんは、MLB、そしてアメリカ人は「全力を尽くしたのであれば、謝る必要なんてない」と考えていること、それが、日本人の考え方と大きく違っていることを鮮やかに紹介した。
私も含め、この件では他にもいろいろな意見が出たが、これほど明快な分析はなかった。
英語に堪能な人は多くて、「あっちではこう言っている」という意見はたくさんいただくが、それはあまり響かない。その情報をどう分析し、解釈するかが重要だ。
豊浦さんは、単に英語に堪能なだけでなく、大人の視線でポイントをぐっとつかんで見せるのだ。

ずいぶんこのブログには啓発された。NPB、そして日本人が、アメリカ人に比べて「異様に勝負や結果にこだわる」人種なのだということを知らされた気がした。以後、そうした差異を調べることは、私のテーマの一つとなっている。

幸甚にもその後、豊浦さんと東京で2度ほどお目にかかることがあった。渋谷のlivedoorさんで、お話もさせていただいた。

今や私はネット上では「豚」と陰口を叩かれているが、長身痩躯の豊浦さんは、颯爽たるエリートサラリーマンそのもの。
高校時代は一塁手として活躍し、早稲田大学に進学。卒業後は外資系企業で活躍し、部長職にあるのだ。
そのかたわら、MLBへの情熱やみがたく、私費でアメリカへ渡っているうちに、MLBのコメンテーターの仕事に巡り合ったということだ。

詳細はこの記事

平日はビジネスマンとして活躍し、オフはMLB中継の解説をする“日曜解説者”。野球ファンからしたら夢のような境遇だ。
いろんなエピソードがあって、これだけで本になるんじゃないか、と言う感じだ。

コメンテーターの仕事が終わっても、豊浦さんは専門誌やブログへの執筆活動を展開しておられる。また時間を見つけてはアメリカにわたり、MLBの取材を続けておられる。
昨年はテキサスのロッカールームで、ダルビッシュに「むっ」とするような質問を投げかけるという武勇伝もされた。



恐らく、会社ではシビアなビジネスマンの顔をしておられるのだろうが、オフは野球ヲタクそのものになって「MLB三昧」をしておられるのだ。

このたび、スポナビからlivedoorへお引越しされた。私も3年前に同ブログから引っ越しをした経験があったので、及ばずながら少しお手伝いもさせていただいた。

読者諸氏は、今後は私のブログののちに「豊浦さんはどう書いているか」もチェックしていただきたい。意見が違う場合も当然あるが、どちらの考えも味わっていただければと思う。


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