ファームのキャンプ情報で、日本ハムのドラフト7位、大島匠捕手の様子が伝えられてきた。ご存じ早稲田大学ソフトボール部出身で、テストを受けて日本ハムに指名された。
昔、アメリカの女子ソフトボール選手の球でハンク・アーロンが三振するのを見たことがある。ウィンドミルから投じられる球は体感で160km/hを優に超すという。

ただし体感と実際のスピードは違う。大きな球しか扱ってこなかった選手が、小さくて硬い硬球に適応できるのか、疑問に感じていたのだが、大島はブルペンで投手の球を受けて、ミットから気持ちの良い音を響かせていた。

それ以上に驚いたのは打撃。なんとバックスクリーンオーバーの大飛球を放っていたのだ。180cm、95kgという捕手になるために生まれてきたかのような体型。ゆったりと構えて、バットを柔らかく振っていた。

独立リーグやプロ野球の2軍の試合前の打撃練習で、打者の飛球がスタンドインすることは滅多にない。俊敏に球をさばいたり、投球をきれいにミートしたりするのは、練習で上達できるが、遠くへ飛ばすのは、持って生まれた才能なのだ、とつくづく思う。大島は、稀有な才能の持ち主なのかもしれない。

最初は際物的な存在だと思われていた大島だが、ひょっとすると使えるぞ、という空気も流れてきたようだ。案外すんなりとプロ野球に溶け込み、近い将来1軍でその姿を見ることがあるのかもしれない。
軟式野球出身でプロ野球で活躍した選手には、古くは大友工、最近では大野豊などがいる。しかし、ソフトボールは似て非なるスポーツだから、これまで注目されることはなかった。

大島が成功すれば、プロ野球界にとってソフトボール界は新たな“鉱脈”になるかもしれない。違う畑に意外な掘り出し物が眠っているかもしれない。プロのスカウトが、ソフトボールの試合に足を運ぶようになるかもしれない。
さらに、日本の女子ソフトボールは世界屈指の強豪である。女子の中でも、ひょっとするととんでもない素材が隠れているかもしれない。

女子のプロ野球選手は、ひょっとするとソフトボールのトップ選手から出るかもしれない。そんな連想も広がる。夢のある話だ。





いろいろ大変だろうけど、大島匠がプレーする姿を1軍で見たい。がんばってほしい。

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