平成になって、セリーグはパから移った落合が最強打者に君臨していた。パリーグでは無冠の帝王と言われた清原がRC王になっている。総合的な指数だけに、打撃タイトルでは見えない打者の実力が見えてくる。
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92年には首位打者になった古田が獲得。そして94年にはイチローがすい星のように登場する。90年代は80年代までのタイプとは違うスピード感のある打者が現れた。広島の野村謙二郎などもその一人だ。

そして、この時期からRC10傑の常連選手はMLBに移籍することが多くなる。松井秀喜、松井稼頭央、井口資仁、福留孝介などがそうだ。NPBでの全盛期に突如その名前が見えなくなるケースが増えてきたのだ。

21世紀に入ると、NPBで息長く活躍する外国人選手が増えてきているのも目立つ。タフィ・ローズ、タイロン・ウッズ、アレックス・カブレラ、ズレ―タ、フェルナンデスなどがそうだ。

そして2011年、統一球の影響でRCの数値自体も下落するとともに、10傑の顔ぶれも大きく変わった。いわゆる長距離打者で生き残ったのは中村剛也と新加入のバレンティンのみ。あとはシュアな中距離打者が並んでいる。

RC王の回数。王貞治15、落合博満7(セ4)、松井秀喜6、川上哲治、中西太、山内一弘、長嶋茂雄、張本勲、山本浩二、福本豊、タフィ・ローズ4、イチロー、松中信彦3。長距離打者だけでなく、安打製造機や快速打者も入っている点が総合成績らしい。

RCはそのシーズンのリーグ最強打者を考える上でも有効な指標だと思う。

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