黒田らしからぬ投球だったが、皮肉にも勝ち星を得た。こういう日もあると言うことだ。

しょぼしょぼと雨が降るヤンキースタジアム。ミネソタは数年前のつながる打線が解体して、マウアー、モルノー、その他大勢と言う感じ。しかもモルノーはすっかり迫力がなくなった。
1回、2死からマウアー、モルノーに連打。しかしドゥーミットはスライダーを打たせて一ゴロ。
2回、プルーフに中前へ運ばれるがアルシアを三振。ヒックス、フロリモンをゴロに仕留める。
3回、ドジールが二塁打。また走者を背負う。1死後マウアーを歩かせる。この日は打たれそうな気がしたのだろう。しかしモルノーは三振、ドゥーミットは三塁ゴロ。
4回、またプルーフに中前打。しかし後続を断つ。
このところ黒田はスライダーの精度が落ちていた。各打者が手を出さず、ボールになることが多かったのだが、この日は少しましだった。
ここで雨が横殴りに吹き付け、グランドにシートがかぶせられる。
中断は1時間8分に及んだ。普通であれば、黒田はここで降板だが、本人の強い意志で続投。前半戦最後の登板、何としても責任投球回を投げたかったのだろう。
まだ援護点は0。
5回、かといって良い投球ではなかった。2死後またもやマウアーに二塁打を打たれるもモルノーを歩かせ、ドゥーミットを二ゴロで抑えた。
その裏、ガードナーとカノにタイムリーが出た。
4人の投手がつないでこの2点を守り、黒田に8勝目がついた。
5回で90球。8人の走者を出した。雨の影響もあってか黒田らしからぬ無駄の多い投球だったが、ミネソタの打線が淡白で、迫力が無かったことが幸いした。
黒田はERA1位。「いずれ黒田が日本人投手で最上位に来るでしょう」というコメントがあったが、慧眼だと思う。
ベテランの持ち味がじわっと出てきつつある。
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コメント
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常に「ノーアウト二塁」というピンチから始まる様な展開だったが、そこからの粘りが…。
ランナーを背負うと黒田の投球は極めてシリアスな雰囲気を纏い始める。
TV画面からも分かるぐらい、
「ボールを挟む」
のだ。
セットに入ったグラブの中で最後にVの字にグイッと握り込まれる瞬間に思わずこっちまで息を呑んでしまう。
あの土砂降りの雨の中でボールが滑りやしないかと思い見ていて、何球かはホームベース前にワンバンさせていたがここぞという場面ではキッチリ落としていた。
不思議だったのは、あの霧雨吹き付ける中で黒田はほとんどロージンを触らないのだ。
見た中で触ったのは一度か二度。
素人考えであの状況で心配なのは、
「握りが雨で滑る事」
だったのだが黒田はそんな事お構い無しに淡々と投げる。
繊細で有りながら豪胆という黒田の凄さの一端を垣間見た次第。
パワーダウンしてるな、いつつかまるか心配で寝られんかったか?おもろないわ。