昨日の登板が決まった時点で、岩隈のオールスター登板の線は消えた。それをチームも本人も選択したと言うところに、今のオールスターのステイタスが見て取れる。
岩隈は「選出された」と言う事実は残るのだ。その時点で目的は達せられている。それ以上のリスクを踏む必要はない。
むしろ、KOされたままで前半戦を終わることを避けたい、との思いがあったのだろう。

7月に入ってから、岩隈はボールが多くなった。しかし四球数は増えていない。これは制球が悪くなったのではなく、意図してボールを散らしたことを意味する。しかし慎重になりすぎて真っ向から勝負を挑むことが少なくなったために、空振りを奪う数が減っていた。
打者は制球の良い岩隈の配球を読んで狙い打ちをしていたが、岩隈はその裏をかいたのだ。
しかし、そうした裏のかきあいの挙句、昨日の試合は一回転してもとに戻ったような感がある。

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ロサンゼルスの強力打線は、積極的に打ちに出た。岩隈は、直球系は慎重にコーナーを衝いたが、変化球でカウントを稼いだ。1回は7球で仕留める。

2回、ケンドリックに速球を二塁打されるも、スライダー、スプリッターで後続を断つ。味方が2点を先制。

3回、やはり打線は直球系に的を絞っている。岩隈はシュート回転のシンカーで眩惑。

4回、ボールになる速球を見せてフライが3つ。少しずつ芯を外れていた。投球にキレがあったのだろう。
味方は1点を追加。

5回、トランボにスライダーを本塁打される。読まれていた感がある。しかし後続の打線は早打ちをしたため破たんはまぬかれた。
味方はさらに1点を追加。

6回、ピンチが訪れる。打線は早打ちをせず好球を選び出した。トラウトが中前打、二死後、ケンドリックが甘く入るカーブを二塁打。ここで本塁打を打たれたトランボを歩かせ満塁。
しかしここでカヤスポに右前に運ばれて2失点。カヤスポはずっと速球を狙っていたようだ。
1点差。ピンチだったが打線は下位。カヤスポを三振に切って取った。



7回、カーブがストライクゾーンに決まりだし、4順目にかかる打者は的が絞りにくくなった。三者凡退。

4対3のままで試合が終わり、岩隈に8勝目。オールスターブレイクも確保できたし、収穫は大きかった。
しかし、日本人は今年もオールスターに出ない。複雑な気持ちである。


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