今季もパリーグの本塁打王は日本人選手になりそうな様相だ。そうなれば8年連続。セリーグが過去8年で5回外国人にタイトルを奪われているのとは対照的だ。昨年まで5年間で4回タイトルを取っている西武の中村剛也は休場が続いているが、高校の後輩の中田翔が、一番近いところにいる。
入団したころは天然の発言が耳目を惹きつけた。「Fighters」のロゴが読めなかったりして大丈夫かと思わせたが、1年目から着実に成長した。

中田翔のキャリアSTATS

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最下段に今季の成績を144試合に換算した数字を入れた。このままいくと40本塁打に辛うじて手が届くかもしれない。

本塁打が増えているだけではない。中田は今季、打率も急上昇している。さらに三振数が減って四球が増えた。BB/SOは.625にまで上がっている。
堂々たる数字だといえよう。
成績急上昇の一因に、統一球の緩和があるのは否めないところだ。しかし、打率の急上昇や四球の増加は本人の成長を物語っている。

中田はどこが成長したのか。左右投手別の成績を見てみよう。

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かつての中田は左右両投手で打率の差は大きくなかった。長打は右投手の方が多かったが。

しかし今季、中田は右投手を打ちまくっている。

右打者の中田は左投手をより重点的に攻略すべきように思われがちだが、投手は圧倒的に右投げが多い。代打ならともかく、レギュラー打者にとって、右投手の攻略は最重要課題なのだ。



中田は今季、オリックスの西、ディクソン、楽天の美馬、釜田などの右投手を4割以上打ちまくっている。左は藤岡だけ。カモにする投手が増えてきて、成績が上がっている。

またチームメイトに本塁打を1本差で争うアブレイユがいることも大きい。勝負してもらえるのだ。

タイトルを取れば、平成生まれの最初の本塁打王になる。新しい時代の幕開けを感じさせる。

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