個別のコメントにはコメント欄でリターンさせていただいているが、800字の制限がまだるっこしいし、同じようなコメントをいくつかいただいているので、まとめてブログでリターンさせていただきたい。
池田社長と波留コーチのもめごとを、どちらに非があるかと言う問題と解釈して、「波留も悪い」というご意見をいただいたが、論点が違うと思う。
部下が上司に造反するのが悪いのは当たり前のことだ。年若で童顔の社長を侮った言動があったとすれば、文句なしに波留が悪い。
しかし、当ブログでこのトラブルを取り上げたのは経営論、組織論の観点からだ。一雇用者である波留の言動の是非はこの際関係がない。

戦っている組織、そして世間の注目度が高い組織にあって、トラブルが発生した時に、経営者が考えるべきは3つ。

1.組織を動揺させないこと
2.組織が動揺しているという印象を外部に与えないこと
3.トラブルは可能な限り速やかに収束させること

しかし、池田社長は全くそれができなかった。

波留の応答に切れて、マスコミもいる前で口論した時点で1アウト、
なおもそれで収まらず、試合後も口論を続けた時点で2アウト
当該部下との接触を避けてトラブルを長引かせている点で3アウト

経営者の最大の仕事は「リスクに備え対応すること」であることを考えれば、最悪の対応だ。こうした勉強をしてこなかったのだと思う。

懲戒解雇などは、組織を自ら動揺させ、崩壊に導くことになるから、問題外。
もちろん、波留が組織の癌で、業務を大きく妨げているのなら話は別だが。



では、どうすべきだったのか?野球とあまり関係ないが一例をご紹介したい

波留が池田社長に不誠実、失礼な返答をしたのなら、池田社長はそれに反応するのではなく、波留を別室に呼ぶべきだった。

その上で返答の真意をただし、波留を諭して誤解を解くべきだ。
そのあと、二人でベンチに戻り、報道陣の前で和解の握手をして丸く収める。
ここまでできれば60点。

しかし、波留の言動は、組織内、あるいは池田社長と現場の間に何らかの問題があることを意味していると考えられる。
池田社長はできるだけ速やかに波留の直属の上司の中畑監督と高田繁GMをよんでいきさつを説明し、実態を調査すべきだ。
必要とあらば波留や他のコーチ、選手を読んで事情を聴く。

その上で、問題点を抽出し、組織内で共有するとともに、速やかに改善に動くべきだ。

感情的にならない。さりとて、小さな問題もゆるがせにしない。そういう姿勢が経営者には求められている。

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