確かに調子は良くなかった。球威がなく、被安打も多かった。しかし、可哀そうではある。
iwakuma-20130731


1回、ボストンは、岩隈の攻め方を知っている。狙い球を定めてタイミングを合わせるのだ。制球の良い岩隈は、同じような球をきっちりと投げる。エルズベリー、ビクトリーノ、ペドロイアという曲者は、早い球に合わせてきた。まるで野球版のように走者がたまる。
ここでオーティズを併殺。ナポリは歩かせるが、サルタラマッキアをかろうじて打ち取る。前途多難を思わせる。

2回、ドリューに安打を打たれるが低めに制球されて事なきを得る。

3回、三者凡退。オルティーズを三振させたスプリッターはよく落ちていた。

4回、1死後、サルタラに安打を打たれるが、落ち着いて後続を断つ。調子が出てきたと思われたが。
裏、味方が1点先取。

5回、ホルトに二塁打を打たれる。エルズベリーの打球をアックリーがぽろりとやる。もともと二塁手だ。打撃も守備も落ち目。さらに、ビクトリーノの二ゴロをフランクリンがこぼしてしまう。ホルトが得点。ビクトリーノは二塁でアウト。
ペドロイアの三ゴロでもう1点。岩隈は前の登板でも野手に足を引っ張られている。
裏、その穴埋めとばかりに2点を取って逆転。

6回、安打と四球の走者を出して二死までいったところで降板。不満が残ったことだろう。102球。



この時点では勝ち投手の権利があったが、7回ペレスが2点を奪われ逆転。
ボストンは8回に上がった田澤が高めの速球をシーガーに打たれて同点。9、10回は上原が抑える。
延長15回、ペドロイアの特大の一発が出てボストンの勝。岩隈の登板が遠い昔のように思える。

シアトルは元気だが、チームが若すぎる。悩ましいことである。

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