マイアミの医療機関に関する薬物疑惑について、大リーグ機構の裁定が発表された。
注目のアレックス・ロドリゲスは、今月8日から2014年末までの出場停止。試合数にして211。ポストシーズンも出場できない。他の12選手は出場停止50試合。
出場停止処分中、A-RODには年俸は支払われない。


複数年にわたってテストステロン、ヒト成長ホルモンを含む禁止薬物、物質を使用したこと、およびその隠蔽を図って調査委員会を妨害したことが、この重いペナルティになったとされる。
彼がこの裁定をのむかどうかはわからないが、すんなり受諾するとも思えない。

私にはよくわからないが、この停止処分は今週木曜からとなっている。その間に彼が昇格してプレーすることは可能なのだろうか。事実、A-RODは今日のホワイトソックス戦に復帰すると報道されているし、ジラルディ監督もそのつもりだが、どうなるのか。

2015年、A-RODは40歳になる。2017年までの巨額の契約は残っているが、彼は再びグラウンドに立つのだろうか。
彼がヤンキースと結んだ大型契約は、MLB拝金主義の象徴として、長く語り伝えられるのではないか。



他の12選手は50試合の出場停止。MLBは110試合程度を消化しているから、実質的に今シーズン終了までの停止処分ということだ。
ポストシーズンには出場可能だが、昨年のメルキー・カブレラの例を見ても、ロースターに載らないのではないか。

テキサス外野手ネルソン・クルーズ、デトロイト遊撃手ジョニー・ペラルタ、シアトル捕手ヘスス・モンテロ、サンディエゴ遊撃エバース・カブレラ、ヤンキース捕手フランシスコ・セべり、フィラデルフィア投手アントニオ・バスタード。
それにマイナーにいるヨダニー・バルデスピン、フェルナンド・マルティネス、ヨルダン・ノルベルト、ファウティノ•デ•ロス•サントス、セザール・プエロ、セルジオ・エスカローナ。

トロント外野手メルキー・カブレラ、オークランド投手バートロ•コロンとサンディエゴ捕手ヤスマニ・グランダルは、既にテストテロンの陽性反応で50ゲームの出場停止を受けているが、このペナルティがマイアミの件によるものだったことから今回は停止処分を免れた。

またワシントン投手ジオ•ゴンザレスとボルチモアのダニー・バレンシアは調査の結果違反が見つからなかった。

12選手はこのペナルティを受け入れた。
それ以外にライアン•ブラウンはすでに先月、シーズン終了まで65試合の出場停止処分を受けている。

デトロイトがボストンからホセ・イグレシアスを獲得したのはペラルタ対策だったのだろう。
コロンが罪を免れたオークランドとクルーズがいなくなるテキサス、ペナントレースに影響がありそうだ。

「これだけかい」という感じがする。処分としても軽いように思えるし、今後、こうした形で選手のキャリアが途切れないようにするためには、厳しい基準を作るなり、ドーピング検査のルールを改めるなり、製薬会社やクリニックに対するペナルティ(取引停止など)を与えるなり、何らかの踏み込んだ措置が必要と思えるのだが。

MLBのマネーゲームはまだ続く。金になるなら、薬物を摂取したい選手は今後もいるだろうし、近寄る業者も必ずいるはずだ。
MLBの薬物スキャンダルがこれで終わるとは全く考えられない。

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