お腹は少しへこんでいた。振りかぶってスリー・クオーターで腕を振ると、ほんの少し遅れる感じでボールが糸を引いてミットに収まる。そうそう、松坂はこんな球持ちの良い投げ方だった。

1回表、オースチン・ジャクソンに対する初球は、手投げで外角に大きくそれる。ジャクソンはファウルで粘るも最後は低めのカッターを見逃し。
しかしトリ・ハンターはカーブを空振りさせて0-2から高めの速球を左翼席に運ばれた。捕手が腰を浮かせていたが、あまりにも不用意。カブレラはいとも簡単に中前打。フィルダーは粘って松坂の足元を抜ける安打。後続は断ったが不安な立ち上がり。
2回表、インファンテの当たりは三塁フローレスのグラブをはじく当たり。イグレシアスは左直、投手フィスターのバントでインファンテは二進。ジャクソンは4球で歩かせる。このあたり、昔の松坂。でも二死である。ここで踏ん張れればと思ったのだが、トリの当たりはラガーレスの頭を大きく超える二塁打(エンタイトル)。1点が入る。
そして三冠王が引導を渡した。相変わらず制球が甘い。カブレラに打ってくれと言わんばかりの球を投げる。
以後3回、走者を出さず抑えきったが、後の祭りだ。デトロイト打線ももう集中力がなくなっている。
まだMLB6試合目の捕手ダーナウドとの相性、配球のまずさもあったが、球速、キレがない分、ストライクゾーンに来た球を安打にされる確率は高まっている。最高速は91mph、空振りは4つだけだった。
ダル、岩隈、黒田の投球を記録していると、松坂は無駄球が非常に多いことが実感できる。
チームが後半の3回を評価してくれるかどうか。もう1、2回はチャンスはあるだろうが、松坂は結果を出さなければならない。
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コメント
コメント一覧
ある1~2回のチャンスはあるでしょう。
しかし、今回松坂が拾われたのは
メッツ投手陣に故障者が続出したことや
マイナーの若手に投球制限をかけているという
事情がある故、いわば短期間の欠員を
補充するために雇われた派遣社員のようなもの。
なので、「そこそこ」や「よくやってくれた」
程度では話になりません。
来年もメジャーでプレーうるためには、
それこそ先発ローテーの中心で投げられることを
短い間で証明しなければなりません。
カブレラ、フィルダーとの対戦を楽しみにしていたのですが、厳しい試練になってしまいました。なんとか盛り返して欲しい。
いつもは大輔びいきに書いてくれてるのにガッカリしました。
私の知る関係者はずいぶん辛口でした。
どう思いました?今日の投球。
あの高さのファストボールを運ばれるほど威力が無いのかと驚きました。
来期に向けた品評会の意味合いとしては、厳しいマウンドだったと思います。
次回の奮起に期待しましょう。
とのコメントを聞いた時、
眠るなー、死ぬぞー
と、八甲田山したくなりました。
残された機会は少ないでしょうし、次回の奮起を期待しています。
日本にいた頃はもっとよい投げ方をしていたのに。
内角高めに投げられたんじゃどうしようもなかったでしょうね。
バックドアやフロントドアが抜けて高めに行くんならまだ分かりますが
サインはストレートでしょうあれ?
監督の残り3回の評価は、、、まあお世辞もありますかね。次に使う機会があることも考えると。ここぞの試合で結果を出すのも、MLBで上で残っていくには大事なことですよね。
下半身の力を腕に伝えきれていない。
まだ、(無意識のうちに)ヒジを少しかばっているのかな?とも思いました。
特にMLBに移籍しても、2~3年目までは、今までの野球スタイルで充分に通用してしまったことが、その後の苦難を招いたしまったように思います。
結局、NPBに来る外国人選手にも言われることですが、進化すること含め、いかに適応していけるかどうかが、成功の分かれ目になるのではないでしょうか。
黒田にしろ、ダルにしろ、MLBに渡って成績を残している選手の多くはは、NPB時代のままでは通用しないと考え、常にマイナーチェンジを図って乗り越えているように思えますが、自分のスタイルが通用し続けてきた松坂にとっては、始めてぶつかる壁を、今までのやり方で乗り越えようとしているように私の目には写ってしまいます。
現に、先日の投球内容や降板後のコメントは、これまでの松坂と変わらない、詰めの甘さが感じられるものでした。
ある意味、そういった甘さが自らの可能性を摘んでしまってもいる訳で、メジャー昇格を果たしたとはいえ、松坂の苦難の道のりは、まだまだ続くのでないでしょうか。
にも関わらず、松坂なら、また目の覚めるようなピッチングを見せてくれるかも、とついこれまでのような期待を寄せてしまうのです。
悲しいかな、こういった期待もまた、彼を苦しめる一端になっているのかもしれません。