本日は取材をお願いしてJ-SportsのMLB放送の現場に同席した。取材目的は当ブログとは別なので詳細はお伝えしないが、島村アナ、森繁和、出村義和両解説者の肉声をほんの少し交えて振り返る。
放送前の打ち合わせ。
島村アナ「今日は大丈夫なんじゃないの?ツインズの顔ぶれみたら」
森「そう思うけど、そういうときの方が嫌なもんですよ」

Dar-20130830


立ち上がり、ダルはいつもの鋭く曲がるスライダーではなく、大きく弧を描いて曲がるスラ(ブレーキングボール)を多投する。
ドージャー、ヘルマン、モルノーを三者凡退。

2回表、ウィリンガムを歩かせるがドゥーミットを併殺に切って取る。プルーフを三振。

3回表、トーマス、フローリモン、マストロヤンニを三者凡退。速球と40km/hは球速差があるカーブに、経験の浅い下位打線は全くタイミングが合わない。
裏、プロファーに一発が出る。

4回表、ドージャー、ヘルマン、モルノーを凡退させる。

出村「相手のこと考えたらノーヒッターもあり得ますね」
島村アナ「どこで出すかねえ、この話題」
この頃からモニターに対して身を乗り出す島村アナ

5回表、三者凡退。プルーフは、スローカーブに全くタイミング合わず。ボールが来る前にバットを振っている。

森「速球に気合が入ってきましたね。スライダーを曲げるよりも緩急使う方が楽だというピアジンスキのアイデアですね」

6回表、5回から5者連続三振。気合が入ってきた。

森「ストレートの投げ方が変わってきた」
島村「ダルの世界に入ってきた」
出村「取りに行ってますよね」
森「でも2点じゃ心配だなあ」とぽつり。
ノーヒットノーランの資料が入ってくる。
いきなり森さんが「ノーヒットノーランの資料、すぐに出てくるんじゃないの」と私にむちゃぶりしてくる。

出村「次のドージャー気を付けないと」

7回表、果たしてドージャーを歩かせ、ヘルマンに一発。さらにモルノーも連発。
あっという間にリードを許す。
放送席も腕組みをする。スタジオの雰囲気も一変する。



ダルビッシュは2死からプルーフに二塁打を打たれたところで降板。このランナーも安打で帰ってきたが、本塁で憤死。かろうじてQSを維持するも6敗目。

OA中に出村解説者はワシントン監督がダルに
1. リードを守ること
2. 球数を抑えること
を課題として提示したと話したが、6回まで78球が終わってみれば107球。
どちらもクリアできなかった。
エースだけに厳しい要求をされるが、ダルはこの課題を克服しなければならない。


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